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構造物には、下部構造と上部構造があります。橋梁の下部構造とは、橋脚、橋台の躯体と杭基礎のことです。今回は橋梁の下部構造の意味、目的、上部構造の違いについて説明します。建築の上部構造、下部構造は下記の記事が参考になります。
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橋梁の下部構造とは、橋脚、橋台の躯体と杭基礎です。躯体、杭基礎の意味は下記が参考になります。
下図をみてください。これが橋梁の下部構造です。
一般的に、構造物の下部構造とは
上部構造を支える構造物。基礎のこと
です。基礎、杭の意味は、下記が参考になります。
布基礎と独立基礎、ベタ基礎の違いと、本当に伝えたい各基礎の特徴
建築物の下部構造とは、地中梁や基礎を意味します。建築物の上部構造、下部構造は下記が参考になります。
橋梁の上部構造は、下部構造の上にある橋桁などの通行する部分の構造物です。一般的に「橋」と呼ばれる部分です。下図をみてください。橋梁の下部構造と上部構造を示します。
橋梁の下部構造の目的には、下記があります。
上部構造を支えること。
災害時の外力(地震力など)に抵抗すること。
土が崩れないよう支えること。
橋梁の下部構造は、上部構造に比べて大きな部材を使います。高速道路を支える橋脚を一度みてください。鉄筋コンクリート製の大きな柱です。
橋梁の下部構造と上部構造の違いを、下記に整理しました。
橋梁の下部構造 ⇒ 上部構造を支える躯体、基礎のこと。上部構造より下にある。
橋梁の上部構造 ⇒ 車や人の重さを直に支え、通行する部分。
橋梁の上部構造と下部構造を下図に示します。
建築物の下部構造は、土中に隠れるため一切見ることができません。一方、橋梁の下部構造は、外から見えることも多いです。
今回は橋梁の下部構造について説明しました。意味が理解頂けたと思います。橋梁の下部構造とは、橋脚や橋台の躯体や杭基礎です。建築の下部構造に比べて、とても大きな部材を使います。躯体、杭基礎の意味など、下記も併せて勉強しましょう。
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