この記事の要点
設計荷重とは、建築物の構造計算で想定する外力(荷重)のことです。仮定荷重(かていかじゅう)とも呼ばれます。
設計荷重には、固定荷重・積載荷重・積雪荷重・風荷重・地震荷重の5種類があります。構造計算ではこれらを組み合わせて、部材に作用する最大応力度を求めます。
「仮定荷重(かていかじゅう)」といいます。
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設計荷重(せっけいかじゅう)とは、建築物を構造計算する際に定める「外力(荷重ともいう)」のことです。
建築物に作用する荷重は、ほとんどが「建物の重さ」に関係します。
一方、建物の重さは構造設計が完了しないと決定しません。
つまり、構造設計を始めるときに考慮する荷重は仮定値であり、これを「仮定荷重(かていかじゅう)」といいます。
今回は設計荷重の意味、積載荷重の表、固定荷重との関係について説明します。仮定荷重、荷重の意味は下記が参考になります。
荷重(かじゅう)とは?意味・読み方・種類(静荷重・動荷重)を解説
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設計荷重(せっけいかじゅう)とは、建築物を構造計算する際に定める「外力(がいりょく)」のことです。建築の実務(構造設計の実務)では「仮定荷重(かていかじゅう)」と言うことが多いです。仮定荷重の意味は下記が参考になります。
建物に作用する荷重は、ほとんどが「建物の重さ」に関係します。一方、建物の重さは柱(はしら)や床の厚み、梁の重さなどが影響するため、構造設計が完了しないと決まりません。
つまり、構造計算を始めるときの荷重は、あくまでも「仮定」です。そのため仮定荷重といいます。ただし「仮定」といっても、何の根拠もなく決めるわけでは無く、建物の用途や類似物件の荷重を参考にして決定します。
設計荷重の1つに積載荷重と固定荷重があります。積載荷重は、建物の床に積載する「人や物の重さ」による荷重です。積載荷重の詳細は下記をご覧ください。
積載荷重ってなに?1分でわかる積載荷重の意味と、実際の構造計算
積載荷重の表を下図に示します。
固定荷重は建物を支える柱、梁、床、壁そのもの重さです。積載荷重や固定荷重は建物が存在し続ける限り、常時、永久的に作用します。よって、これらを「長期荷重(ちょうきかじゅう)」といいます。
一方、地震や台風のように数年に1度、数十年、数百年に1度という単発的な災害による荷重を「短期荷重(たんきかじゅう)」といいます。長期荷重、短期荷重の詳細は下記が参考になります。
混同しやすい用語
固定荷重
固定荷重は建物自体(仕上げ材含む)の重量で、積載荷重は人・家具・設備など変動する荷重です。
設計ではそれぞれの荷重値が定められています。
積載荷重
積載荷重は使用時に変動する人・家具・設備などの重量で、建物の用途によって異なります。
固定荷重とは区別して設計します。
設計荷重を整理した表を示します。
| 荷重の種類 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 固定荷重 | 柱・梁・床・壁など構造部材の自重 | 長期荷重に分類 |
| 積載荷重 | 人・家具・物など床に積載する荷重 | 部屋の用途により異なる |
| 短期荷重 | 地震・台風など単発的な災害による荷重 | 長期荷重との組み合わせで検討 |
今回は設計荷重について説明しました。設計荷重とは、建物の構造設計時に考慮する荷重のことです。「仮定荷重(かていかじゅう)」ともいいます。仮定荷重の意味、長期荷重と短期荷重の違いを理解しましょう。下記も併せて参考にしてくださいね。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では設計荷重の組み合わせ(長期:固定+積載、短期:長期+地震または風)と、それぞれの許容応力度検定が問われます(建基法施行令82条〜84条)。
試験では用途別・部位別の積載荷重の数値(住宅・事務所・百貨店など)が問われます。
床・大梁・地震力の3区分で値が異なる理由(支持範囲・影響面積の違い)を理解しておきましょう。