この記事の要点
常時荷重とは、建築物に常に作用する荷重のことです。
長期荷重ともいいます。
この記事では、常時荷重とは何か、地震時とどう違うのか、どのような種類があるのかを整理します。
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常時荷重とは、建築物に常に作用する荷重のことです。長期荷重ともいいます。常時とは逆に、短期的に作用する荷重を、短期荷重といいます。常時荷重の例として、自重、積載荷重などがあります。長期荷重、短期荷重の意味は、下記の記事が参考になります。
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常時荷重とは、常に作用する荷重のことです。「常に」とは、建築物が存在する期間中、作用し続けることです。常時荷重は、長期荷重ともいいます。建築の実務や、建築の構造力学では長期荷重ということが多いです。
長期荷重とは反対に、短期的に作用する荷重を、短期荷重といいます。※長期荷重の意味は、下記の記事が参考になります。
常時荷重の種類は、下記があります。
自重
積載荷重(人の重さ)
自重とは、建築物そのものの重さです。自重の意味は、下記の記事が参考になります。
自重(じじゅう)とは?意味・読み方・梁やコンクリートでの計算方法を解説
積載荷重の例として、人の重さがあります。
建築物の用途に応じて、人の重さは変わります。
例えば、住宅は多くて10数人程度の人が集まります。
一方、集会場やデパートでは数百人の人がいます。
この違いは、積載荷重に反映されます。
積載荷重の意味は、下記の記事が参考になります。
また、特殊な常時荷重として、「多雪区域の積雪荷重」があります。多雪区域の積雪荷重の詳細な意味は、下記の記事が参考になります。
常時荷重は、「じょうじかじゅう」と読みます。関係する用語の読み方を、下記に整理しました。
常時 ⇒ じょうじ
短期 ⇒ たんき
短期荷重 ⇒ たんきかじゅう
常時と地震時の違いを下記に整理しました。
常時 ⇒ 地震や台風、積雪などが起きない状態のとき
地震時 ⇒ 地震が起きた状態のとき
日本では、地震が頻発します。大規模な災害を起こす短期荷重です。よって、建築業界では、常時との対比として「地震時」を用います。
地震力の意味は、下記が参考になります。
許容応力度設計では、常時と地震時の応力度に対して、許容応力度が上回っている必要があります。常時と地震時の許容応力度、安全率の関係は下記です。
常時の許容応力度=地震時の許容応力度÷1.5
「1.5」を、安全率といいます。※安全率の意味は、下記が参考になります。
混同しやすい用語
長期荷重
常時荷重と同義で、建物が存在する期間中ずっと作用する荷重(自重・積載荷重など)。
常時荷重は一般的な言い方、長期荷重は構造計算・実務でよく使われる表現。
短期荷重
地震・台風・積雪など、一時的に作用する荷重の総称。
常時荷重(長期荷重)とは作用する期間・頻度が異なり、許容応力度は短期の方が1.5倍大きく設定されている。
積載荷重
建物を利用する人や家具・物品の重さで、常時荷重に含まれる。
自重と混同されやすいが、自重は建物そのものの重さであり、積載荷重は建物の用途によって値が異なる。
常時荷重に関連する主な項目を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 常時荷重(長期荷重) | 建物に常に作用する荷重 | 自重・積載荷重など |
| 短期荷重 | 一時的に作用する荷重 | 地震・台風・積雪など |
| 許容応力度の関係 | 常時=地震時÷1.5 | 安全率1.5が基準 |
今回は常時荷重、常時の意味について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
常時荷重は、常に作用する荷重のことです。
自重や積載荷重があります。
常時荷重と常時の意味を覚えてくださいね。
また、建築では「長期時」「長期荷重」という言い方が一般的です。
下記の記事も併せて参考にしてください。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
