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  1. HOME > 構造計算の基礎 > 図面の寸法とは?1分でわかる書き方、寸法線の基準、単位

図面の寸法の書き方とは?寸法線の基準・単位と建築図面のルール

この記事の要点

図面の寸法は「寸法数値+寸法線+引出線」の組み合わせで表記します。建築図面では単位はmm(ミリメートル)が基本で、単位記号は省略されます。

寸法線の引き方のルール・建築基準法での寸法表示・平面図と断面図での寸法記入の違いと注意点を解説します。

寸法を示すことで、建物や部材の大きさがわかるだけでなく、図面の意図(設計者がやりたいこと)も伝えられます。

この記事では、図面の寸法とは何か、寸法はどのような手順で書くのか、寸法線の基準と単位はどう決まるのかを整理します。

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建築図面には寸法があります。寸法を示すことで、建物や部材の大きさがわかるだけでなく、図面の意図(設計者がやりたいこと)も伝えられます。今回は図面の寸法、寸法の書き方、寸法線の基準、寸法の単位などについて説明します。


※建築図面の中には、「構造図」があります。建築図面の種類、構造図の意味は下記が参考になります。

建築図面の種類は?意匠図・構造図・設備図の分類と各図面の見方

構造図とは?意味・種類(伏図・軸組図)・符号の見方

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図面の寸法とは?

建築図面の寸法は、建物の大きさ、部材の大きさ、納まりなどを明確にするものです。いくら綺麗に図面を描いても、寸法が無ければ絵に描いた餅です。寸法があってようやく図面として完成します。


また、寸法は設計者自身を守る道具にもなります。

現場で、「勝手に片持ちスラブの寸法を変えられた」という事態が起きても、「寸法を守らない人が悪い」といえます(※もちろん、最近の建築工事は厳密化しているので、そんなことは無いです)。

逆に寸法が無ければ現場変更への反論が難しいでしょう。

「寸法が無い」ということは、「現場判断」と捉えられてもしょうがないのです。


※建築図面の種類は下記を参考にしてください。

建築図面の種類は?意匠図・構造図・設備図の分類と各図面の見方

建築図面の寸法の書き方、基準

建築図面の寸法は書き方の基準があります。下図をみてください。物(建物)の下、上、右、左、寸法値の位置が変わります。細かいですが、覚えておきましょう。


寸法線と値の書き方


また、下図をみてください。建築図面では多スパンの建物がほとんどです。各スパンの寸法を示して、合計の寸法を書きます。建物の下側と左側に寸法線を書くのが基本です。ただし、厳密なルールではないので、右と下側、上と左側などに寸法を書く人もみえます。


合計の寸法


寸法線は躯体線に比べて細い線で描きます。目立たせない目的があります。また、寸法線の始端と終端には0.5~1.0mm程度の「●(黒丸)」を描きます。


寸法線と黒丸


寸法の文字は、図面を印刷したときに高さ3mm程度になるよう書きます。これも厳密なルールではないので、もっと大きく書く人や、小さく書く方もいます。ただ、図面は万人が読めるよう、見栄えが許す範囲で「大きく」書きましょう。


寸法の記号については、下記を参考にしてください。

建築図面の寸法記号一覧|w・h・t・l・bの意味

寸法の単位

建築図面の寸法の単位は


mm(ミリ)


が基本です。よって、寸法の値は「mm」を書く必要がありません(ミリ単位だという共通認識があるからです)。逆に、ミリ単位以外で表記したい場合、単位を明記すべきです。下記も参考にしてください。

ミリメートルからセンチの変換は?1分でわかる変換方法、教え方、1センチは何ミリ?

建築図面と線の種類

建築図面には、線の種類があります。下記に整理しました。


・寸法線 細い実線

・躯体の線 太い実線

・かくれ線 太い破線または細い破線

・通り芯、壁芯、柱芯の基準線 細い一点鎖線


寸法線は、細い実線で描きます。

躯体の線と区別するためです。

逆に躯体の線は「太い線」で描きます。

かくれ線とは、例えば床の下に隠れている部材に使います。

梁はスラブの下に隠れています。

よって、スラブ下の梁はかくれ線で描きます。

梁は躯体なので、「太いかくれ線」です。

通り芯、壁芯、柱芯などの基準線は、細い一点鎖線で描きます。


上記は図面の見栄えを左右するだけでなく、施工者の図面の読みやすさに繋がります。


通り芯、壁芯、柱芯の意味は下記をご覧ください。

壁芯、柱芯、通り芯とは何か?

混同しやすい用語

寸法線

図面上で寸法値を示すための細い実線。

躯体線と区別するために細い線で描き、始端・終端には黒丸を記す。

躯体線(構造体の線)

柱・梁・壁・スラブなどの構造体を示す太い実線。

寸法線より目立つように太く描くのが基本。

かくれ線

視点から隠れて見えない部材(スラブ下の梁など)を示す破線。

躯体部材の場合は太い破線で描く。

図面の寸法を整理した表を示します。

線の種類内容備考
寸法線細い実線で寸法値を示す線始端・終端に黒丸を記す
躯体線柱・梁・壁など構造体を示す太い実線寸法線より目立つよう太く描く
基準線(通り芯)細い一点鎖線で示す壁芯・柱芯の基準となる

まとめ

今回は図面の寸法、寸法の書き方について説明しました。

意味が理解頂けたと思います。

寸法の書き方だけでなく、「図面の描き方」は経験しながら身に付きます。

今回紹介した基準は、その一部です。

ただ、覚えて頂きたいのは、図面は「わかりやすく書く(描く)こと」が大切です。

多少の基準えよりも、「わかりやすさ」が優先されることを覚えてくださいね。

下記もあわせて学習しましょう。

建築図面の寸法記号一覧|w・h・t・l・bの意味

設計寸法とは?意味・読み方と建築図面・積算での使い方(施工寸法との違い)

図面の縮尺とは?1分でわかる意味、表記方法、縮尺の計算、合わせ方

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理解度チェック

Q.

図面の寸法はどう表記しますか?

答えを見る

「寸法数値+寸法線+引出線」の組み合わせで表記します。寸法線は建物の下側と左側に書くのが基本で、躯体線より細い実線で描き、始端・終端に0.5〜1.0mm程度の黒丸を記します。

Q.

建築図面の寸法の単位は?

答えを見る

mm(ミリメートル)が基本です。ミリ単位という共通認識があるため単位記号は省略します。ミリ以外で表記したい場合は単位を明記します。

Q.

建築図面の線の種類は?

答えを見る

寸法線は細い実線、躯体(構造体)の線は太い実線、かくれ線(隠れた部材)は破線、通り芯・壁芯・柱芯などの基準線は細い一点鎖線で描きます。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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