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筋交いとは、地震力に抵抗する斜め方向に配置される部材です。筋交いの種類の1として、鉄筋があります。木材の筋交いに比べて細い断面(φ9など)で済みます。今回は筋交いに使う鉄筋の意味、倍率、筋交いの種類、鉄筋ブレースとの関係について説明します。筋交いの種類など下記も参考になります。
なお鉄骨造では、筋交いを「ブレース」ともいいます。ブレース構造の詳細は下記が参考になります。
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筋交いは下図に示すような、地震力に抵抗する斜め部材です。木構造や鉄骨造では、地震力を筋交いに抵抗させることが多いです。
木構造に用いる筋交いは木造の他に鉄筋を用います。木造の筋交いに比べて断面が小さいことが特徴です(φ9など)。後述しますが筋交いに使う断面の違いで、壁倍率が違います。筋交い、壁倍率の意味は下記が参考になります。
壁倍率とは?1分でわかる意味、筋交い、一覧、土壁の値、石膏ボード
筋交いは、使用する材料や木材の断面によって「壁倍率」が違います。壁倍率とは、耐震性能を数値化したものです。壁倍率1.0より2.0の方が、耐震性が高いと考えてください。下記に鉄筋による筋交いの壁倍率を示します。
・9mmの鉄筋 壁倍率1.0
・1.5cm×9.0cmの木材 壁倍率1.0
・3.0cm×9.0cmの木材 壁倍率1.5
・4.5cm×9.0cmの木材 壁倍率2.0
・9.0cm×9.0cmの木材 壁倍率3.0
・※土塗壁 壁倍率0.5(土塗壁は筋交いでない)
上記は下図のように片側に筋交いを設けた場合の値です。
上図をたすき掛けに配置すると、筋交いの本数が2倍になるので壁倍率も2倍です。
<3>筋交いと鉄筋ブレースの関係
木構造に使う斜め部材は「筋交い」ということが多いです。一方、鉄骨造では「ブレース」といいます。言い方は色々ありますが、鉄筋を用いたブレースを「鉄筋ブレース」や「JISブレース」ともいいます。ブレース構造の詳細は下記をご覧ください。
今回は筋交いと鉄筋について説明しました。意味が理解頂けたと思います。木構造の筋交いには、木材の他に鉄筋を使います。木材に比べて断面が小さいです。また壁倍率も小さい値です。筋交いの意味も併せて勉強しましょうね。
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