この記事の要点
在来軸組み工法とは、日本で昔から用いられる木造建築物の工法です。
柱、梁による骨組み、筋交いなどで建物を支え、地震に抵抗します。
この記事では、在来軸組み工法とは何か、部材の種類と役割、枠組み壁工法とどう違うのかを整理します。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
在来軸組み工法とは、日本で昔から用いられる木造建築物の工法です。柱、梁による骨組み、筋交いなどで建物を支え、地震に抵抗します。今回は在来軸組み工法の意味、部材の種類と役割、枠組み壁工法との違いについて説明します。
柱、梁、筋交いの意味は、下記が参考になります。
柱・梁とは?役割の違い・柱梁接合部・剛比の計算をわかりやすく解説
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
在来軸組み工法とは、日本で昔から用いられる木造建築物の工法です。「古民家(こみんか)」と呼ばれる建築物の多くは、在来軸組み工法で建てられています。在来軸組み工法は、「軸組み(じくぐみ)」という柱、梁、筋交いによる骨組みで、建物を支えます。
下図をみてください。軸組みの例を示します。
在来軸組み工法は、色々な部材を使います。下記に在来軸組みで使う部材を整理しました。
垂木 ⇒ 野地板、屋根の重量を支える部材
棟木 ⇒ 棟(屋根の一番高く、折れ曲がる部分)をつくる部材
母屋 ⇒ 垂木を支える。小屋束へ力を伝える
小屋束 ⇒ 棟木、母屋、軒桁を支える。小屋梁へ力を伝える部材
小屋梁 ⇒ 小屋束を支える。軒桁へ力を伝える部材
軒桁 ⇒ 小屋梁を支える。柱へ力を伝える部材
根太 ⇒ 床を支える部材
床梁 ⇒ 根太を支える。柱へ力を伝える部材
大引き ⇒ 1階の根太を支える。床束や土台に力を伝える部材
土台 ⇒ 柱から伝わる力を基礎に伝える部材
柱 ⇒ 軒桁や床梁を支える。土台、基礎に力を伝える部材
筋交い ⇒ 水平方向の力に抵抗する部材
母屋、根太、筋交いの意味は、下記が参考になります。
木造建築物の工法に、枠組み壁工法があります。一般的に「ツーバイフォー工法」といいます。枠組み壁工法と在来軸組みの違いを下記に整理しました。
在来軸組み工法 ⇒ 日本で昔から用いられる木造建築物の工法。
柱、梁、筋交いなどで構成する骨組み(軸組み)で、建物を支える。
枠組み壁工法 ⇒ アメリカで普及し、日本に輸入された木造建築物の工法。
壁で建物を支える。
在来軸組みは「線」、枠組み壁工法は「面」で建物を支えると考えましょう。
混同しやすい用語
在来軸組み工法と枠組み壁工法
在来軸組み工法は柱・梁・筋交いなどの軸組み(線)で建物を支える日本古来の木造工法です。
枠組み壁工法(ツーバイフォー)は壁(面)で建物を支えるアメリカ由来の工法で、構造の原理が異なります。
筋交いとブレース
筋交いは木造建築物の軸組みで水平力に抵抗する斜め部材です。
ブレースは鉄骨造で同様の役割を持つ斜め部材です。
どちらも水平力に抵抗しますが、材料(木材・鉄骨)と構造体系が異なります。
在来軸組み工法を整理した表を示します。
| 部材名 | 役割 | 備考 |
|---|---|---|
| 柱 | 鉛直荷重・水平力を支える軸組みの主要部材 | 通し柱・管柱など |
| 梁 | 鉛直荷重を柱に伝える水平部材 | 大梁・小梁など |
| 筋かい | 水平力に抵抗する斜め部材 | 耐力壁の構成要素 |
今回は在来軸組み工法について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
在来軸組み工法は、日本で昔から用いられる木造建築物の工法です。
柱、梁による骨組みで、建物を支える工法だと覚えてくださいね。
また、各部材の種類と構造的な役割も覚えましょう。
下記の記事も併せて勉強しましょう。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
