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斜張橋とは|吊り橋との違い・ケーブルの原理・構造上のメリットを解説

この記事の要点

斜張橋と吊り橋は見た目が似ているが、ケーブルの形状と力の伝わり方が全く違う。斜張橋はタワーから桁に直接ケーブルを張るため、大きなアンカーが不要で施工しやすいメリットがある。

この記事では斜張橋の意味・吊り橋との違い・ケーブルに引張力が働く原理・構造上のメリットを解説する。

ケーブルには、主として引張力が作用します。

この記事では、斜張橋とは何か、吊り橋とどう違うのか、ケーブルの力の流れを整理します。

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斜張橋(しゃちょうきょう)とは、タワーからケーブルを斜めに張り、桁を吊る方法です。

ケーブルには、主として引張力が作用します。

効率的に力を伝達できるので、大スパン構造に対応できます。

斜張橋に似た構造として、吊り橋があります。

今回は斜張橋の意味、吊り橋との違い、原理、メリット、構造について説明します。

橋梁の構造は、下記の記事が参考になります。

橋の構造とは?12種類の名称・特徴・強度と建築ラーメン構造・トラス構造との関係

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斜張橋とは?

斜張橋(しゃちょうきょう)とは、タワーからケーブルを斜めに張り、桁を吊る方法です。下図をみてください。これが斜張橋です。

斜張橋

ケーブルには主に引張力、タワーには圧縮力が生じます。ケーブルは主に鋼材を用います。引張力に強く効果的に力を伝達できます。


多々羅大橋(890m)など、斜張橋は大スパン構造に対応できます。大スパン構造の意味は、下記が参考になります。

大スパン建築とは?意味・トラス・アーチ・吊構造の工法を解説


橋梁の構造は、下記が参考になります。

橋の構造とは?12種類の名称・特徴・強度と建築ラーメン構造・トラス構造との関係

斜張橋と吊り橋の違い

斜張橋と吊り橋の違いを、下記に示します。


斜張橋 ⇒ タワーからケーブルを斜めに張り、桁を吊る橋

吊り橋 ⇒ 空中に張り渡したケーブルから吊り材を介して、桁を吊った橋


下図をみてください。これが吊り橋です。

吊橋

斜張橋のメリット

斜張橋のメリットを、下記に示します。


大スパン構造に対応できる

景観が良い


前述したように、斜張橋は大スパン構造に対応できます。ケーブルには、主に引張力が生じるので、効果的に力を伝達できるからです。


また、景観が良い点も斜張橋のメリットです。面白くスッキリとした表情がある橋だと思います。また、ケーブルの張り方にもいくつか種類があります。下図をみてください。ケーブルを放射型、平行に張る違いがあります。

斜張橋と張り方

混同しやすい用語

斜張橋

タワーからケーブルを桁に直接斜めに張り、桁を支える橋。

ケーブルに引張力、タワーに圧縮力が生じる。

大スパンに対応できる。

吊り橋

空中に架けた主ケーブルから吊り材(ハンガー)を介して桁を吊る橋。

斜張橋と異なり、ケーブルが桁に直接接続されない。

斜張橋を整理した表を示します。

項目内容備考
斜張橋タワーからケーブルを斜めに張り桁を支える橋ケーブルに引張力が作用
吊り橋主ケーブルを塔間に張り吊り材で桁を支える橋超長スパンに対応
アーチ橋アーチ形状の主構造で荷重を支持する橋圧縮力で荷重に抵抗

まとめ

今回は斜張橋について説明しました。

意味が理解頂けたと思います。

斜張橋は、タワーからケーブルを斜めに張り、桁を支える橋です。

ケーブルとタワーで桁を支えており、ケーブルが細いのでスッキリとした印象を与えます。

大スパン構造に対応できるだけでなく、景観にも良い橋梁です。

似た橋梁に、吊り橋があります。

斜張橋との違いを理解しましょう。

下記の記事も併せて勉強しましょうね。

橋の構造とは?12種類の名称・特徴・強度と建築ラーメン構造・トラス構造との関係

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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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