建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME > 構造計算の基礎 > 根太(ねだ)とは?意味・寸法・間隔・鉄骨と木材の根太

根太(ねだ)とは?意味・寸法・間隔・鉄骨と木材の根太

この記事の要点

根太とは床を支える補強部材で、木造では45×45〜45×60mm程度、鉄骨造では踊り場にアングル材を用いる

根太の間隔は床材の種類・厚さによって決まり、構造用合板が厚いほど粗い間隔(最大910mm)にできる。

この記事では、根太とは何か、根太の寸法と間隔はどう決まるのか、鉄骨造と木造でどう違うのかを整理します。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


根太とは、床を支える補強部材です。

床の安全性、居住性を高める目的で根太をもうけます。

「梁」と似ていますが、根太は梁よりも小さな部材です。

木造、鉄骨造で、床を受ける「根太」があります。

今回は根太の意味、寸法、間隔、材質、鉄骨と木材の根太について説明します。


根太を支える部材に「大引(おおびき)」があります。根太、大引など床を支える骨組みを、床組みといいます。大引、床組の意味は下記が参考になります。

床組とは|木造・RC造の構造と根太・梁との関係をわかりやすく解説

建築の大引とは?1分でわかる意味、木材、根太、束柱との関係、継手位置

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

根太とは?

根太は床を支える補強部材です。下図に根太を示します。

根太とフローリング

木造住宅に住んでいる方は、床を見てください。フローリングが貼ってありますね。このフローリングは「仕上げ材」の木板で、その下に「あなたの体重を支える板」が張ってあります。


これを構造用合板といいます。構造用合板は、「下張り用床板」「捨張り用床板」ともいいます。


捨張り用床板は12mm程度の厚さなので、板だけでは壊れてしまいます(スマートフォンくらいの厚さです)。


よって床板を支える部材が必要ですね。これが「根太」です。根太と床板は接着剤と釘を併用して留めます。また、床板と根太、胴差、梁などを所定の釘によって留める方法もあります(今回は説明を省略します)。


根太は300又は450間隔で配置されます。半端な間隔ですが、昔から使われた尺貫法をメートル法に直したときの名残で、このような寸法です。


根太間隔は床板の厚み、強さで決定します。後述するように、床板が厚ければ、根太は粗い間隔です(900など)。逆に床板が薄い場合、根太間隔は細かくします。


木造では、根太の寸法を45×45mm又は45×60mm程度の部材を使います(又は各メーカーで寸法は変わります)。


鉄骨造では、階段の踊り場に「根太」を使います。木造と違って鉄骨根太は、アングル材です。踊り場は根太と床板で造られますが、前述したように、板の厚みによってアングルの間隔は変わります。下図は鉄骨根太と床板の関係です。

鉄骨の根太

根太の寸法

根太の寸法を下記に整理しました。鉄骨と木材では強度や剛性が異なるので、一般的な根太の寸法が違います。

鉄骨

・L-65×65×6など

木造

・45mm×45mm、45mm×60mmなど


根太は比較的細かく配置されること、大きな力が作用しないことから、部材寸法は小さいです。鉄骨、木造の両者に共通しています。


木造の根太は、一般的に上記の寸法ですが各メーカーごとに仕様寸法が異なる点に注意してください。

根太の材質

根太の材質を下記に整理しました。鉄骨の根太は、アングル材(SS400しかない)が普通です。

鉄骨

・SS400

木造

・ヒノキ、スギ、マツなど

根太の間隔

根太の間隔は、床材により変わります。前述したように、床材が厚く強ければ、根太は粗い間隔でよいでしょう。例えば木造では、畳敷きとするほうが根太の間隔を粗くできます。下記に根太の間隔を整理しました。

鉄骨

・450ピッチ、600ピッチなど

木造

・下張り用床板       300mm以下(床板は構造用合板又はパーティクルボード)

・畳下床板         450mm以下(床板は構造用合板又はパーティクルボード)

・構造用合板24mm以上   910mm以下(床板を胴差、床張、根太に直接釘で留める)


木造の根太は、床板を厚くすることで間隔を粗くできます。特に、構造用合板を24mm以上にして、床板を構造部材に直接留める場合は、間隔を910mm以下にできるのです。


また、構造用合板が12mm以上の場合でも、床板と根太、胴差、床梁などを適切な方法で留めた場合は、根太間隔を500mm程度にすることも可能です。

床根太の読み方

床根太は「ゆかねだ」とよみます。根太は「ねだ」です。一般的には、「根太」ということが多いです。あえて床をつけなくても、「根太」といえば床の補強材だと分かっているからです。

混同しやすい用語

根太(ねだ)

床板を直接支える細い横架材。

木造では45×45mm〜45×60mm程度の角材を303〜455mm間隔で並べる。

床板の下に密に配置されるのが特徴。

大引(おおびき)

根太を下から受ける太い横架材。

束柱(つかばしら)の上に乗り、根太より一段下のレイヤーに位置する。

根太より断面が大きく、間隔も910mm程度と粗い。

根太を整理した表を示します。

項目内容備考
木造の標準寸法45mm×45mm または 45mm×60mm各メーカーにより仕様が異なる場合あり
根太の間隔(木造)300〜455mm(標準)、910mm以下(合板24mm以上)床材が厚いほど根太間隔を粗くできる
鉄骨造の根太L-65×65×6などのアングル材(SS400)階段踊り場の床下に使用する

まとめ

今回は根太を説明しました。

根太は床を支える部材です。

木造住宅にお住まいの方は、フローリングの下に根太があるんだ、と覚えると理解が早いですね。

また鉄骨造では階段踊り場の床下にアングル材が配置されています。

これが鉄骨の根太です。

根太の意味、寸法、間隔など基本的な寸法は覚えておきましょう。

根太を勉強した後は根太を支える大引の意味、床組みの意味を理解しましょうね。

床組とは|木造・RC造の構造と根太・梁との関係をわかりやすく解説

建築の大引とは?1分でわかる意味、木材、根太、束柱との関係、継手位置

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

この記事の内容を○×クイズで確認する

この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。

意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

ゼロ所長の構造力学問題集で確認する

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造力学の基礎 > 根太(ねだ)とは?意味・寸法・間隔・鉄骨と木材の根太
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事