この記事の要点
鉄筋の記号とは、図面上で鉄筋の径・種別・本数・間隔などを表す記号で、例えば「D13@200」は直径13mmの鉄筋を200mm間隔で配置することを示す。
鉄筋記号にはSD(異形鉄筋)・SR(丸鋼)・D(呼び径)・@(間隔)など複数の種類があり、施工図の読解には記号の正確な理解が不可欠である。
この記事では、鉄筋の記号とは何か、鉄筋の記号はどう読むのかを整理します。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
鉄筋は、鉄筋径ごとに”固有の記号”があります。鉄筋の記号により、図面での鉄筋径の違いを分かりやすく表現されます。
今回は、鉄筋記号の意味、記号の一覧、記号の読み方、間違えやすい記号について説明します。鉄筋径については下記が参考になります。
鉄筋のサイズ・呼び径・最外径とは?D10・D13の意味と一覧表
鉄筋の記号は、鉄筋径の違いを分かりやすく表現するものです。図面上、鉄筋径の違いは目視では判断が付きません。
たとえばD10とD13を並べると2つの鉄筋は3mmの違いしか無いので、縮尺のある図面で描くと違いがわかりません。
要するに、鉄筋を図面で描くと全て同じ断面に見えます。そこで鉄筋径の違いは、径の太さでなく「記号」で表します。この記号を、鉄筋記号といいます。
部材リスト図や詳細図(配筋図など)では、鉄筋の断面を描きます。よって、よく使う鉄筋記号は必ず覚えましょう。※部材リスト図、配筋図の詳細は下記をご覧ください。
部材リストとは?鉄骨部材リストの見方・記号の読み方と描き方(構造図面)
配筋図とは?記号の見方・描き方と梁・スラブ・基礎の配筋図の読み方
鉄筋記号の一覧を下図に示します。
上記の記号が一般的ですが、仕様によって描き方が異なる場合もあります。
これらの鉄筋記号は、構造図で当たり前に使います。最初は大変かもしれませんが、必ず暗記してくださいね。
D10~D13は主にスラブ、壁の鉄筋、D16~D22は小梁、D19~D32は大梁や柱主筋に使います。
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
鉄筋の読み方を説明します。例えば下記の鉄筋の意味を考えてください。
これはD13が3本並ぶ、という意味です。
スラブの配筋を表現するとき使いますが、D13が200mm間隔で並ぶ、という意味です。下図をみてください。
壁の断面詳細図で、鉄筋の姿図を描きます。D13を使うなら、D13の鉄筋記号を描きます。その上で、「D13@200」と表記すれば丁寧ですね。
断面として見えているD13は横筋です。横筋のD13が200mm間隔で配置される、と分かります。また断面でなく線としてみえる縦筋も、D13@200とわかりますね。
間違えやすい鉄筋記号は下記です。
D19とD10は、両方とも黒丸で違いがありません。D19と描いたのに、D10と間違えたら大変ですね。よって、D10は小さめに、D19は大きく描いて違いをつけましょう。
実体験ですが、D25で表現したのにD32と間違えられたことがあります。D25は〇の中に、黒丸です。
D32は〇の中に、小さい〇があるので、縮尺によっては同じ記号にみえます。D32は内側の○がみえるよう(黒丸にみえないよう)、図面を確認してくださいね。
鉄筋の記号を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| D10・D13 | 黒丸で表現(D10は小さめに描く) | スラブ・壁の鉄筋に多用 |
| D16?D22 | 黒丸の大きさで表現 | 小梁の主筋に使用 |
| D25・D32 | D25は○の中に黒丸、D32は○の中に小○ | 大梁・柱主筋に使用 |
今回は鉄筋の記号について説明しました。
記号の意味、目的、一覧が理解頂けたと思います。
鉄筋の記号は、構造図を描くとき当たり前に使うものです。
特に詳細図は、鉄筋記号の違いで径を判断するので、できる限りミスが無いよう注意したいですね。
下記も併せて学習しましょう。
配筋図とは?記号の見方・描き方と梁・スラブ・基礎の配筋図の読み方
鉄筋の呼び名とは?1分でわかる意味、呼び径との違い、記号、公称直径と直径の関係
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
