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鉄筋は、鉄筋径ごとに”固有の記号”があります。鉄筋の記号により、図面での鉄筋径の違いを分かりやすく表現されます。
今回は、鉄筋記号の意味、記号の一覧、記号の読み方、間違えやすい記号について説明します。鉄筋径については下記が参考になります。
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鉄筋の記号は、鉄筋径の違いを分かりやすく表現するものです。図面上、鉄筋径の違いは目視では判断が付きません。
たとえばD10とD13を並べると2つの鉄筋は3mmの違いしか無いので、縮尺のある図面で描くと違いがわかりません。
要するに、鉄筋を図面で描くと全て同じ断面に見えます。そこで鉄筋径の違いは、径の太さでなく「記号」で表します。この記号を、鉄筋記号といいます。
部材リスト図や詳細図(配筋図など)では、鉄筋の断面を描きます。よって、よく使う鉄筋記号は必ず覚えましょう。※部材リスト図、配筋図の詳細は下記をご覧ください。
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鉄筋記号の一覧を下図に示します。
上記の記号が一般的ですが、仕様によって描き方が異なる場合もあります。
これらの鉄筋記号は、構造図で当たり前に使います。最初は大変かもしれませんが、必ず暗記してくださいね。
D10~D13は主にスラブ、壁の鉄筋、D16~D22は小梁、D19~D32は大梁や柱主筋に使います。
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鉄筋の読み方を説明します。例えば下記の鉄筋の意味を考えてください。
これはD13が3本並ぶ、という意味です。
スラブの配筋を表現するとき使いますが、D13が200mm間隔で並ぶ、という意味です。下図をみてください。
壁の断面詳細図で、鉄筋の姿図を描きます。D13を使うなら、D13の鉄筋記号を描きます。その上で、「D13@200」と表記すれば丁寧ですね。
断面として見えているD13は横筋です。横筋のD13が200mm間隔で配置される、と分かります。また断面でなく線としてみえる縦筋も、D13@200とわかりますね。
間違えやすい鉄筋記号は下記です。
D19とD10は、両方とも黒丸で違いがありません。D19と描いたのに、D10と間違えたら大変ですね。よって、D10は小さめに、D19は大きく描いて違いをつけましょう。
実体験ですが、D25で表現したのにD32と間違えられたことがあります。D25は〇の中に、黒丸です。
D32は〇の中に、小さい〇があるので、縮尺によっては同じ記号にみえます。D32は内側の○がみえるよう(黒丸にみえないよう)、図面を確認してくださいね。
今回は鉄筋の記号について説明しました。記号の意味、目的、一覧が理解頂けたと思います。鉄筋の記号は、構造図を描くとき当たり前に使うものです。特に詳細図は、鉄筋記号の違いで径を判断するので、できる限りミスが無いよう注意したいですね。下記も併せて学習しましょう。
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