この記事の要点
構造図面の「部材リスト」は、柱・梁・スラブの断面情報をまとめた表で、施工業者が拾い出しをするときに必ず参照します。鉄骨部材リストでは「H-300×150×6.5×9」のような断面表記があり、各数値が何を意味するか読めることが現場の基本スキルです。
このページでは部材リストの意味・見方・記号の読み方と、鉄骨部材リストの描き方のポイントを解説します。
伏図、軸組図、部材リスト図があれば、構造図として成立するからです。
この記事では、部材リストとは何かを整理します。
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部材リスト図は、構造図の中でも重要な図面の1つです。
伏図、軸組図、部材リスト図があれば、構造図として成立するからです。
今回は、部材リストの意味、描き方(書き方)、鉄骨部材リスト、部材リスト図の見かたについて説明します。
※構造図については下記の記事が参考になります。
伏図、軸組図については下記の記事が参考になります。
伏図とは?種類・見方と梁伏図・床伏図・基礎伏図の違い(読み方:ふせず)
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部材リストとは、柱や梁など構造部材の断面寸法を示した値です。下図は鉄筋コンクリート柱のリスト図です。
鉄筋コンクリート造の柱は、柱の姿図、断面寸法、主筋本数、帯筋本数を描きます。主筋、帯筋については下記の記事が参考になります。
主筋とは?1分でわかる意味、読み方、役割、各部材の主筋、配力筋との
帯筋とは?1分でわかる帯筋の意味、読み方、役割、間隔、帯筋比との関係
部材リストは、伏図や軸組図に描かれた「部材符号」と対応するよう書きます。例えば、伏図で柱符号「C1」があります。C1の断面寸法、主筋本数、帯筋を知りたいとき、部材リスト図をみれば対応する符号が書いてあります。
部材リストの描き方は簡単です。鉄骨部材、鉄筋コンクリート部材毎に説明します。
鉄骨部材リストの例を下記に示します(例なので、色々な書き方があります)。下図は大梁です。
「何階の梁か?」「梁の符号」「梁の断面」を描くだけです。
必要に応じて、リスト内に材質を描きます。
鉄骨造の大梁は、H形鋼を使うことが多いです。
形鋼を使う場合、形状に応じて「H」「c」など記号を使い分けます。
形鋼については下記の記事が参考になります。
形鋼とは?1分でわかる意味、読み方、種類、規格、i形鋼の用途
小梁も、ほとんど大梁と同じ要領で描きます。
鉄筋コンクリート部材は、柱、大梁、小梁、地中梁を使う場合、姿図を描きます。下図は柱リストを描いた例です。
一方、スラブや壁は文字だけでリストを表現することもあります。
まず、伏図や軸組図の符号を読みます。これと対応した符号が部材リストに書いてあります。あとは各リストに明記してある断面寸法、配筋、材質などを読み取るだけです。
混同しやすい用語
部材リストと伏図・軸組図
伏図は各階の平面的な部材配置を示す図面、軸組図は鉛直方向の架構を示す図面です。
部材リストは各部材の断面寸法・材質・配筋を一覧化した図面で、これらと照らし合わせて読みます。
RC(鉄筋コンクリート)部材リストと鉄骨部材リスト
RC部材リストには配筋が記載され、鉄骨部材リストには鋼材の形状・サイズ(H形鋼の寸法等)が記載されます。
構造種別によって記載内容が異なります。
部材リストを整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 部材リストの役割 | 各部材の断面・材質を一覧化 | 構造図の重要な図面の一つ |
| 記載内容 | 柱・梁・壁などの寸法・配筋 | 設計・施工で使用 |
| 関連図面 | 伏図・軸組図とセットで使用 | 構造図として成立する |
今回は部材リストについて説明しました。部材リストの意味が理解頂けたと思います。部材リストの描き方は簡単です。決まった書き方は特にないので、会社ごとの図面に従ってください。また構造図に関する記事も併せて読んでみましょうね。
伏図とは?種類・見方と梁伏図・床伏図・基礎伏図の違い(読み方:ふせず)
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部材リストとは何で、どう使いますか?
部材リストは柱や梁など構造部材の断面寸法を示した図面です。構造図は伏図・軸組図・部材リスト図があれば成立する重要図面の一つです。伏図や軸組図に描かれた「部材符号」(例:柱符号C1)と対応するよう書き、符号から断面寸法・主筋本数・帯筋・材質などを読み取ります。
RC造と鉄骨造の部材リストの違いは?
RC部材リストには姿図・断面寸法・主筋本数・帯筋など配筋が記載されます(スラブや壁は文字だけのことも)。鉄骨部材リストには鋼材の形状・サイズが記載され、H形鋼を使う場合「H-300×150×6.5×9」のような断面表記で、形状に応じて「H」「C」など記号を使い分けます。構造種別によって記載内容が異なります。
