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2級建築施工管理技士では建築構造に関する問題が8~9問出題されます。
計算問題は2問出題され、梁(またはラーメン構造)のモーメントやせん断力の計算が必要です。
今回は2級建築施工管理技士の過去問を元に、梁のモーメントやせん断力の計算方法、解き方について説明します。
梁のモーメント、せん断力の求め方は下記も参考になります。
曲げモーメントの公式は?1分でわかる公式、導出、両端固定、単純梁、片持ち梁
2級建築施工管理技士の学科試験では、建築構造に関する問題が8~9問出題されます。その中でもモーメントを計算する問題が1~2問出題されます。
モーメントとは、「物を回転させようとする力」です。例えば、棒を両手に持って曲げようとします。
この力がモーメントです。モーメントの詳細は下記が参考になります。
力のモーメントってなに?本当にわかるモーメントの意味と計算方法
2級建築施工管理技士で出題されるモーメントに関する問題は、大学や高専で学ぶ構造力学が分かれば十分対応できます。
「構造力学が苦手」と思わずに、是非取り組みましょう。※構造力学が苦手な方は下記も参考になります。
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下記に示す2級建築施工管理技士の過去問を解きましょう。
解き方の流れを下記に示します。
① 支点反力を求める
② D点に生じるせん断力を求める
③ D点に生じるモーメントを求める
④ 選択肢を選ぶ
上記の流れに従い、過去問を解きましょう。
① 支点反力を求める
まず支点反力を求めます。なお、A支点はピン支点、B支点はローラー支点です。
ピン支点は鉛直反力と水平反力、ローラー支点は鉛直反力のみ生じます。
今回は水平方向の外力が0なので反力も0です。
鉛直方向の反力のつり合い式をたてます。
A支点を起点にモーメントのつり合い式をたてます。A点はピン支点なのでモーメントは0です。よって、
これでA点とB点の反力が分かりました。
② D点に生じるせん断力を求める
次にD点のせん断力Qを求めます。せん断力を求める時、下図のように部材を仮想的に切断します。
切断位置の左側(または右側)の外力(反力)と、せん断力Qの力のつり合いをたてます。なお、せん断力は下向きに仮定します。
よって、
です。選択肢をみると、いずれの値も違いますね。
③ D点に生じるモーメントを求める
次にD点のモーメントを求めます。モーメントは、せん断力と同様に切断位置の左側(または右側)の外力(反力)と、モーメントとの力のつり合いをたてます。
④ 選択肢を選ぶ
モーメントの値は2kNmなので解答は3ですね。
今回は2級建築施工管理技士で出題されるモーメントに関する過去問を解きました。
2級建築施工管理技士の構造力学の問題は難しく無いです。勉強すれば必ず理解できます。
「構造力学が苦手」と思わず、学び直しを始めましょう。下記も併せて勉強しましょうね。
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