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2級建築施工管理技士の鉄骨造に関する問題は?過去問の傾向、解き方と考え方

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2級建築施工管理技士の学科試験では、鉄骨造に関する問題が出題されます。記述が2問出題される傾向があり、鉄骨造の構造性能、鋼材、溶接、接合部など幅広い知識が問われます。今回は2級建築施工管理技士の鉄骨造に関する過去問の傾向、解き方と考え方について説明します。鉄骨造の特徴、2級建築施工管理技士の鉄筋コンクリート造の解き方は下記が参考になります。

鋼構造ってなに?よく分かる鋼構造と鉄骨構造、構造力学との関係

2級建築施工管理技士の鉄筋コンクリート造に関する問題は?過去問の傾向、解き方と考え方

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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2級建築施工管理技士の鉄骨造に関する問題は?

2級建築施工管理技士の学科試験では鉄骨造に関する問題が2問出題されます。過去問の内容は後述しますが、


・鉄骨造の特徴

・鉄骨造と鉄筋コンクリート造の比較

・鋼材の性質

・接合部


など幅広い知識が問われます。鉄骨造に関する専門用語を浅く広く理解しましょう。鉄骨造の勉強は下記を参考にしてください。

鋼構造ってなに?よく分かる鋼構造と鉄骨構造、構造力学との関係

2級建築施工管理技士の鉄骨造の過去問の傾向、解き方と考え方

2級建築施工管理技士の鉄骨造の過去問を下記に示します。1問目です。


2級建築施工管理技士の鉄骨造1


1は正しい記述です。軽量形鋼と重量形鋼との違いを下記に示します。

軽量形鋼とは?1分でわかる意味、種類、読み方、規格、溶接性


2は正しい記述です。鉄筋コンクリート造より鉄骨構造の方が、変形能力が高いです。鉄骨造の特徴は下記が参考になります。

s造とは?1分でわかる意味、メリット、スパン、外壁、マンション


3は不適当な記述です。鋼材は火熱に弱い材料です。※不燃材料は火災時に燃焼しない材料です。一方、鉄筋コンクリート造は火熱に強い不燃材料です。不燃材料は下記が参考になります。

不燃とは?1分でわかる意味、不燃性能、不燃と準不燃、難燃の違い


4は正しい記述です。鉄骨部材は軽く、強度と剛性(かたさのこと)が高い材料です。よって大スパンに対応できます。一方、鉄筋コンクリート造は重い材料なので、大スパンに対応できません。


2問目です。


2級建築施工管理技士の鉄骨造2


1は正しい記述です。丸鋼は座屈しやすいので圧縮力に耐えられません。引張力を伝える部材です。座屈の意味は下記が参考になります。

座屈とは?座屈荷重の基礎知識と、座屈の種類


2は不適当な記述です。スチフナーはウェブの座屈を防ぐプレートです。記述にある鋼板はガセットプレートのことです。スチフナー、ガセットプレートの詳細は下記が参考になります。

スチフナーってなに?1分でわかる意味と、目的

ガセットプレートってなに?1分でわかる目的とプレートの厚み


3は正しい記述です。エンドタブの詳細は下記が参考になります。

エンドタブってなに?1分でわかるエンドタブの意味と、目的


4は正しい記述です。裏当て金(うらあてがね)、完全溶け込み溶接の詳細は下記が参考になります。

裏当て金とは?すぐに分かる裏当て金の目的と材質

溶接の種類と、隅肉溶接、突き合わせ溶接の特徴


3問目です。


2級建築施工管理技士の鉄骨造3


1は正しい記述です。完全溶け込み溶接の特徴は下記が参考になります。

溶接の種類と、隅肉溶接、突き合わせ溶接の特徴


2は不適当な記述です。隅肉溶接とは、鋼板を重ねたり直角に配置して溶着する方法です。一般的に、重ね継手は隅肉溶接とします。なお「隅部分」は全く関係ないです。隅肉溶接の詳細は下記が参考になります。

溶接の種類と、隅肉溶接、突き合わせ溶接の特徴


3は正しい記述です。普通ボルトの特徴は下記が参考になります。

中ボルトとは?1分でわかる意味、規格、強度区分、戻り止め、高力ボルトとの違い


4は正しい記述です。支圧接合の特徴は下記が参考になります。

摩擦接合と支圧接合の違い

まとめ

今回は2級建築施工管理技士の鉄骨造の問題について説明しました。記述問題は幅広い知識が要求されます。鉄骨造以外でも、建築構造の問題は多く出題されます。過去問の学習や用語集の活用など効果的に活用しましょう。当サイトが製作した用語集も併せて参考にしてくださいね。

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