この記事の要点
2級建築施工管理技士の構造設計では、クリープ・弾性/塑性・ヤング係数・座屈などの材料特性と、積載荷重・積雪荷重・風荷重・地震力などの外力に関する問題が出題される。
各荷重・外力の定義と計算式の概要を押さえつつ、弾性と塑性、圧縮と座屈など混同しやすい用語の違いを正確に理解しておくことが得点の鍵となる。
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2級建築施工管理技士の学科試験では、構造設計に関する問題が出題されます。
構造設計の外力、構造材料の基本について出題されています。ここでも幅広い知識が必要です。
今回は2級建築施工管理技士の構造設計に関する過去問の傾向、解き方と考え方について説明します。
2級建築施工管理技士の構造全般、構造力学の問題については下記が参考になります。
2級建築施工管理技士の構造の問題は?1分でわかる過去問の内容、解き方
2級建築施工管理技士の学科試験では、構造設計に関する問題が1問程度出題されます。過去問の傾向として
・荷重、外力
・構造計算、構造計画
・構造材料
などの基本が出題されます。毎年1問程度ですが、幅広い知識を必要とします。当サイトでは、構造設計に関する記事を多数収録しております。下記ページを参考にしてください。
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2級建築施工管理技士の構造設計に関する過去問を下記に示します。1問目です。
1は正しい記述です。クリープ、ひずみの意味を下記に示します。
コンクリートのクリープってなに?その原因と、変形増大係数の関係
ひずみとは?1分でわかる意味、公式、単位、計算法、測定法、応力との関係
2は不適当な記述です。2は塑性の説明です。塑性と弾性の詳細は、下記が参考になります。
3は正しい記述です。垂直応力度、ヤング係数の詳細は下記が参考になります。
垂直応力とは?1分でわかる意味、公式、計算、単位、垂直応力度との違い
4は正しい記述です。圧縮力、座屈の詳細は下記が参考になります。
2問目です。
1は正しい記述です。地震力の算定方法は下記が参考になります。
2は正しい記述です。積載荷重の値は下記が参考になります。
3は不適当な記述です。多雪区域の地震力は積雪荷重の約1/3(0.35倍)を加えます。積雪荷重の詳細は下記が参考になります。
4は正しい記述です。速度圧、風荷重の詳細は下記が参考になります。
風圧力と速度圧、風力係数とは何か?1目でわかる算定方法や関係
混同しやすい用語
弾性 vs 塑性
弾性は荷重を取り除くと元の形に戻る性質。塑性は荷重を取り除いても変形が残る性質。試験では「弾性変形」「塑性変形」のどちらかを問う問題が頻出。クリープは長期荷重による塑性的変形の一種。
積載荷重 vs 積雪荷重
積載荷重は床に載る人・家具・物の重量(建物の使用目的によって異なる)。積雪荷重は積雪による鉛直荷重で地域ごとに異なる。多雪区域では地震力の算定時に積雪荷重の0.35倍を加算する。
座屈 vs 圧縮破壊
座屈は圧縮力を受けた細長い部材が横に急激にたわむ現象。圧縮破壊は部材が圧縮力に耐えられず内部から崩壊すること。座屈は長細比(部材の細さ)が大きいほど起きやすい。
| 荷重・外力の種類 | 性質 | 試験での頻出ポイント |
|---|---|---|
| 固定荷重 | 常時作用 | 自重・仕上げ材の重量 |
| 積載荷重 | 用途により異なる | 床・大梁・地震力で異なる値を使用 |
| 積雪荷重 | 地域・屋根勾配による | 多雪区域は地震力に0.35倍を加算 |
| 風荷重・地震力 | 水平力 | 同時作用は考慮しない(どちらか大きい方) |
今回は2級建築施工管理技士の構造設計について説明しました。過去問の傾向などから、幅広い知識が必要になると理解頂けたと思います。
過去問を重点的に勉強するのはもちろんですが、建築の構造に関する沢山の用語を理解するため用語集の活用も効果的と考えます。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
2級建築施工管理技士の構造設計問題は、荷重・外力の種類と設計基準が主なテーマだ。特に積雪荷重と地震力の組み合わせ(多雪区域の0.35倍加算)は正誤問題として頻出。「塑性 vs 弾性」「座屈の条件」も選択肢として繰り返し登場する。
各用語の定義だけでなく、「なぜその値になるか」という背景を理解すると誤答を減らせる。ヤング係数と変形の関係は構造材料の問題とも連動するので合わせて学習しよう。