この記事の要点
2級建築施工管理技士の基礎構造では、杭基礎・直接基礎の種類と特徴、凍結深度・異種基礎などの設計基準が主な出題範囲となる。
杭基礎(杭の種類・支持力の求め方)と直接基礎(独立基礎・フーチング)の違いをセットで理解しておくと解きやすい。
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2級建築施工管理技士の学科試験では、基礎構造に関する問題が出題されます。基礎は建物を支える重要な構造部材です。
全ての建築物には、必ず基礎があります。建築施工で構造物を建てるとき、1番最初に基礎構造に取り組みます。
今回は2級建築施工管理技士の基礎構造に関する過去問の傾向、解き方と考え方について説明します。
基礎構造、2級建築施工管理技士の構造に関する過去問は下記も参考になります。
2級建築施工管理技士の構造の問題は?1分でわかる過去問の内容、解き方
2級建築施工管理技士の学科試験では、基礎構造に関する問題が出題されます。過去問の傾向として
・杭の種類
・杭基礎の特徴
・直接基礎の特徴
などの知識が問われます。基礎は全ての建築物に必要な構造部材です。必ず理解したいですね。
当サイトでは、基礎構造の記事を多数書いています。下記を参考にしてください。
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2級建築施工管理技士の基礎構造の過去問を下記に示します。1問目です。
1は正しい記述です。鋼管杭、既製コンクリート杭の特徴は下記が参考になります。
鋼管杭とは?1分でわかる意味、特徴、施工方法、メーカーの種類
2は正しい記述です。コンクリートを鋼管で巻いた杭で、より大きな力に抵抗できます。
3は正しい記述です。4は不適当な記述です。周面摩擦力を見込むことができます。場所打ちコンクリート杭の特徴、支持力の求め方は下記が参考になります。
場所打ち杭とは?1分でわかる意味、コンクリート強度、鉄筋かご、杭径
2問目です。
1は正しい記述です。独立フーチング基礎が転倒しないよう基礎梁を設けます。独立基礎、基礎梁の詳細は下記が参考になります。
2は正しい記述です。異種基礎は避けることが望ましいです。詳細は下記が参考になります。
異種基礎とは?1分でわかる意味、原則禁止、建築基準法、直接基礎と杭基礎の関係
3は正しい記述です。直接基礎の鉛直支持力の算定は下記が参考になります。
極限支持力とは?1分でわかる意味、許容支持力との違い、求め方、安全率
4は不適当な記述です。凍結深度より浅い位置に基礎を設置すると、基礎が凍るため悪影響があります。凍結深度の詳細は下記が参考になります。
混同しやすい用語
杭基礎 vs 直接基礎
杭基礎は支持層まで杭を打ち込んで荷重を伝える基礎。直接基礎(独立基礎・べた基礎など)は地盤に直接フーチングを設置して荷重を伝える基礎。支持地盤の深さによって使い分ける。
摩擦杭 vs 支持杭
支持杭は杭先端を支持層に到達させて荷重を支える。摩擦杭は杭の周面摩擦力で荷重を支える。場所打ちコンクリート杭では周面摩擦力も考慮できる。
凍結深度
冬季に地盤が凍結する深さ。基礎底面は凍結深度より深く設置しなければならない。凍結深度より浅い位置では基礎が凍上し不同沈下が生じる。
異種基礎
1棟の建物で杭基礎と直接基礎を混用すること。不同沈下が生じやすいため原則として避けるべき。
| 基礎の種類 | 支持方式 | 特徴 |
|---|---|---|
| 支持杭 | 先端支持 | 支持層(固い地盤)まで打ち込む |
| 摩擦杭 | 周面摩擦 | 杭周面の摩擦力で荷重を支持 |
| 直接基礎(独立基礎) | 地盤直接支持 | フーチングで荷重を地盤に伝える |
| 異種基礎 | 混用禁止 | 不同沈下の原因となるため同一建物に混用不可 |
今回は2級建築施工管理技士の基礎構造の問題について説明しました。基礎は全ての建築物に必要な構造部材です。
今後、施工管理の仕事で必ず取り組みことになるでしょう。杭基礎、直接基礎の違いはもちろん、基礎構造全般の用語を覚えましょう。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
2級建築施工管理技士の基礎構造問題は、杭の種類(鋼管杭・既製コンクリート杭・場所打ちコンクリート杭)の特徴と、直接基礎の設計基準(凍結深度・異種基礎の禁止)が繰り返し出題される。まず「杭基礎か直接基礎か」という判断基準を押さえ、次に各杭の支持方式(支持杭・摩擦杭)の違いを整理しよう。
凍結深度と異種基礎は「なぜダメか」という理由を理解しておくと、ひっかけ問題にも対応できる。用語集や図解集で視覚的に整理することを強くおすすめする。