この記事の要点
アンカーボルトの許容耐力は径(M16・M20・M24等)・材質(SS400・SNB等)によって異なります。
M20アンカーボルトの引張耐力は約28kN(長期)が目安です。
引張耐力・せん断耐力の表の読み方・計算式と、建築基準法での柱脚アンカーボルト設計への適用方法を解説します。
ABR400のM20では短期許容引張耐力57.6kN・せん断耐力33.2kNで、断面算定にはねじ部有効断面積を用います。
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アンカーボルトの許容応力表を下図に示します。なお、下図に示した材質の許容応力度はJISB1220に規定されます。
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アンカーボルトの材質は上図に示したABRやABMだけでなくSNR材もよく用います。各アンカーボルトの材質の詳細は下記が参考になります。
abr400とは?1分でわかる意味、規格、許容応力度、定着版との関係
ABM400とは?アンカーボルトの規格・許容応力度とABR400との違い
M20の引張耐力、せん断耐力(ABR400の値とする)は下記の通りです。
・M20の引張耐力 ⇒ 57.6kN
・M20のせん断耐力 ⇒ 33.2kN
混同しやすい用語
ABR材とABM材
ABR(圧延品)とABM(機械加工品)は製造方法が異なり、同じ400や490の強度表示でも許容耐力の値が変わる。
材質の種別を確認してから表を読む必要がある。
引張耐力とせん断耐力
引張耐力は軸方向、せん断耐力は軸直交方向の力に対する耐力である。
同じボルト径でも値が異なるため、力の方向に応じて適切な値を用いる必要がある。
アンカーボルトの許容耐力を整理した表を示します。
| 材質・径 | 短期許容引張耐力(kN) | 短期許容せん断耐力(kN) |
|---|---|---|
| ABR400 M20 | 57.6 | 33.2 |
| ABR400 M24 | 83.0 | 47.9 |
| ABM400 M24 | 90.2 | 52.1 |
今回は、アンカーボルトの許容応力表を示しました。アンカーボルトの材質はABR材、ABM材、SNR材を用います。アンカーボルトの詳細は下記が参考になります。
アンカーボルトとは?規格(SS400等)・サイズ・種類・埋め込み深さの計算
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
アンカーボルトの許容耐力を問う問題では、材質(ABR/ABM)・強度級(400/490)・ボルト径の3つを正しく組み合わせて表を読む力が求められます。
ABR400のM20の引張耐力57.6kN・せん断耐力33.2kNは代表的な数値として覚えておくと役立ちます。
断面算定では必ずねじ部有効断面積を使う点と、軸部断面積と混同しない点を試験直前に確認しておきましょう。