この記事の要点
定着版とは、アンカーボルトの引抜き抵抗を高めるためにボルト端部に取り付ける金具である。
フック付き定着の代わりに使用でき、曲げ加工が不要なため施工しやすい。
この記事では、定着版とは何かを整理します。
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定着版は、アンカーボルトの定着を良くする金具です。定着版を取り付ける代わりに、フック付きにする方法もあります。今回は、定着版の意味、規格とサイズ、役割、アンカーボルトとの関係について説明します。※フックは下記の記事が参考になります。
アンカーボルトは下記が参考になります。
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定着版は、アンカーボルトの定着性を良くする金具です。アンカーボルトは柱脚部を基礎や基礎柱などに定着させる目的があります。柱脚と基礎部を一体化させないと、力が伝達されないからです。
柱脚と基礎部を一体化させる部材がアンカーボルトです。アンカーボルトには引抜く力も作用します。よって、引抜かれないため定着版やフックを付けます。フック付き定着については下記の記事が参考になります。
アンカーボルトとは?規格(SS400等)・サイズ・種類・埋め込み深さの計算
下図をみてください。これが定着版です。
定着版は、丸型と四角型の2種類があります。今回は丸型の定着版について紹介します。
定着版とアンカーボルトの関係を下図に示します。
定着版のサイズはアンカーボルトの径により決定します。丸型、四角型は、特に決まりはないので状況に応じて使い分けてください。
アンカーボルトの定着性を良くするため、定着版かフックを設けます。フックを付けるためには、アンカーボルトを曲げる必要があります。曲げ加工をするよりも、定着版を取り付けた方が簡単ですね。よって定着版の採用が多いです。
混同しやすい用語
フック付き定着
アンカーボルトの端部をフック状に折り曲げてコンクリートへの定着性を高める方法。
定着版がボルト端に板を溶接して抵抗するのに対して、フック付き定着はボルト自体を曲げ加工して抵抗する。
定着版とアンカーボルトの定着方法を整理した表を示します。
| 定着方法 | 特徴 | 施工性 |
|---|---|---|
| 定着版 | ボルト端部に板を溶接して引抜き抵抗 | 曲げ加工不要で簡単 |
| フック付き定着 | ボルト端部を折り曲げて抵抗 | 曲げ加工が必要 |
| 形状 | 丸型・四角型の2種類 | 状況に応じて使い分け |
今回は定着版について説明しました。
定着版の意味、役割が理解頂けたと思います。
アンカーボルトを鉄器コンクリート部材へ定着するとき、定着版かフック付き定着とします。
定着版を取り付けた方が、納まりが良いことも覚えてくださいね。
下記も参考になります。
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定着版とは何で、何のために使いますか?
アンカーボルトの引抜き抵抗を高める(定着性を良くする)ために、ボルト端部に取り付ける金具です。アンカーボルトは柱脚を基礎に定着させて力を伝達しますが、引抜く力も作用するため、定着版やフックを付けて引抜かれないようにします。
定着版とフック付き定着の違いは?
定着版はボルト端部に板を溶接して引抜きに抵抗するもので、曲げ加工が不要で施工しやすいのが特徴です。一方フック付き定着はボルト端部を折り曲げて抵抗するため曲げ加工が必要です。どちらか一方を設ければよく、施工性に優れる定着版の採用が多くなります(定着版は丸型・四角型があり、サイズはアンカーボルトの径で決まります)。

試験での問われ方|管理人の一言
一級・二級建築士試験では、アンカーボルトの定着方法として定着版またはフックが問われます。
どちらか一方を設ければよいという点と、定着版の方が施工性に優れる点を覚えておきましょう。(一級建築士 頻出:アンカーボルトの定着方法として定着版またはフックのどちらか一方でよい点が繰り返し出題)