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アンカーボルトM16とは?径・規格・強度と定着長さの計算(柱脚接合の基礎)

この記事の要点

鉄骨造の柱をコンクリート基礎に固定するために「アンカーボルト」が使われます。

M16は呼び径16mmで、軽量・中規模の建物の柱脚接合に多く使われます。

定着長さは「20d(d=ボルト径)以上」が一般的な目安です。

このページではアンカーボルトM16の径・規格(ABR規格)・強度・定着長さの計算を解説します。

定着長さは20d(d=16mm)以上、つまり320mm以上とし、フック付きまたは定着版が必要です。

強度算定ではねじ部有効断面積(157mm2)を使います。

この記事では、アンカーボルトのm16とは何か、アンカーボルトのm16の規格はどうなっているのか、定着長さとは何か、m16とは何かを整理します。

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アンカーボルトのm16とは、呼び径が16mmのアンカーボルトです。

比較的小径のアンカーボルトです。

小規模建築物の柱脚、規模の大きな建築物の場合「間柱の柱脚」などに用います。

今回はアンカーボルトのm16の径、規格、強度、定着長さについて説明します。

アンカーボルトの詳細、定着長さの意味など下記が参考になります。

アンカーボルトとは?規格(SS400等)・サイズ・種類・埋め込み深さの計算

鉄筋の定着長さとは?考え方、計算【図解】

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アンカーボルトのm16とは?径と規格

アンカーボルトのm16とは、呼び径が16mmのアンカーボルトです。アンカーボルトのm16の径、断面積などの規格をした表に示します。


【アンカーボルトのm16、径と規格】

ねじの呼び径(d) ねじのピッチ(p) 軸部径(ds) 長さ(L) ねじの長さ(S)
基準寸法 最大 最小 偏径差 最小 許容差 最小 許容差
M16 2 14.54 14.66 14.41 0.29 400 +10,0 48 +8,0


その他のアンカーボルトの詳細は下記が参考になります。

アンカーボルトとは?規格(SS400等)・サイズ・種類・埋め込み深さの計算

アンカーボルトとは?柱脚と基礎をつなぐ役割・種類・施工注意点

アンカーボルトm16の強度

アンカーボルトm16の材質はabr400などを使います。Abr400の引張強度は400N/m㎡です。アンカーボルトm16の引張耐力、せん断耐力の値を下表に示します。


【アンカーボルトm16の強度】

ねじの呼び径(d) 基準軸径(mm) 軸断面積(mm2) ねじ部有効断面積(mm2) 引張耐力(kN) せん断耐力(kN)
短期許容耐力 全塑性耐力 設計用最大耐力 短期許容耐力 最大耐力
M16 14.54 166 157 51 54 70.2 29.4 44.4


また、引張強度400N/m㎡の鋼材の短期許容応力度=235N/m㎡です。よって、235×157÷1000=36.9kNが算定できます。Abr400、鋼材の許容応力度は下記が参考になります。

abr400とは?1分でわかる意味、規格、許容応力度、定着版との関係

鋼材の許容応力度|長期F/1.5・短期F・SS400の数値と求め方

アンカーボルトm16の定着長さ

アンカーボルトm16の定着長さはL=320mm以上(20d以上。dはアンカーボルトの呼び径)とします。なお定着長さ20d以上とするためには、フック付きまたは定着版が必要です。


また、アンカーボルトに作用する引張力により、コンクリートが抜け出さないか(コーン状破壊)検討します。定着長さ、コーン状破壊の詳細は下記が参考になります。

鉄筋の定着長さとは?考え方、計算【図解】

パンチングシャーとは?1分でわかる意味、杭、スラブとの関係、計算式

混同しやすい用語

軸部断面積

M16の軸部断面積は166mm2である。

断面算定ではねじ部有効断面積(157mm2)を使用し、軸部断面積とは異なる値を用いるため混同しないよう注意が必要である。

ABM材

アンカーボルトの材質の一種で、ABR材と用途は似ているが規格・許容応力度の値が異なる。

同じ400や490の強度表示でも許容耐力の計算値が変わる。

まとめ

今回はアンカーボルトのm16について説明しました。

アンカーボルトのm16とは、呼び径が16mmのアンカーボルトのことです。

アンカーボルトの中では比較的小径です。

また、アンカーボルトm16に用いる材質としてabr400があります。

下記も併せて勉強しましょう。

abr400とは?1分でわかる意味、規格、許容応力度、定着版との関係

アンカーボルトとは?規格(SS400等)・サイズ・種類・埋め込み深さの計算

アンカーボルト長さの計算方法は?1分でわかる計算、m12の埋込長さ、建築基準法との関係

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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