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アンカーボルトのm16とは、呼び径が16mmのアンカーボルトです。比較的小径のアンカーボルトです。小規模建築物の柱脚、規模の大きな建築物の場合「間柱の柱脚」などに用います。今回はアンカーボルトのm16の径、規格、強度、定着長さについて説明します。アンカーボルトの詳細、定着長さの意味など下記が参考になります。
アンカーボルトってなに?アンカーボルトの目的と規格、サイズ、種類
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アンカーボルトのm16とは、呼び径が16mmのアンカーボルトです。アンカーボルトのm16の径、断面積などの規格をした表に示します。
【アンカーボルトのm16、径と規格】
ねじの呼び径(d) | ねじのピッチ(p) | 軸部径(ds) | 長さ(L) | ねじの長さ(S) | |||||
基準寸法 | 最大 | 最小 | 偏径差 | 最小 | 許容差 | 最小 | 許容差 | ||
M16 | 2 | 14.54 | 14.66 | 14.41 | 0.29 | 400 | +10,0 | 48 | +8,0 |
その他のアンカーボルトの詳細は下記が参考になります。
アンカーボルトってなに?アンカーボルトの目的と規格、サイズ、種類
アンカーボルトm16の材質はabr400などを使います。Abr400の引張強度は400N/m㎡です。アンカーボルトm16の引張耐力、せん断耐力の値を下表に示します。
【アンカーボルトm16の強度】
ねじの呼び径(d) | 基準軸径(mm) | 軸断面積(mm2) | ねじ部有効断面積(mm2) | 引張耐力(kN) | せん断耐力(kN) | |||
短期許容耐力 | 全塑性耐力 | 設計用最大耐力 | 短期許容耐力 | 最大耐力 | ||||
M16 | 14.54 | 166 | 157 | 51 | 54 | 70.2 | 29.4 | 44.4 |
また、引張強度400N/m㎡の鋼材の短期許容応力度=235N/m㎡です。よって、235×157÷1000=36.9kNが算定できます。Abr400、鋼材の許容応力度は下記が参考になります。
abr400とは?1分でわかる意味、規格、許容応力度、定着版との関係
鋼材の許容応力度は?1分でわかる意味、安全率と長期、短期と求め方、ss400の値
アンカーボルトm16の定着長さはL=320mm以上(20d以上。dはアンカーボルトの呼び径)とします。なお定着長さ20d以上とするためには、フック付きまたは定着版が必要です。
また、アンカーボルトに作用する引張力により、コンクリートが抜け出さないか(コーン状破壊)検討します。定着長さ、コーン状破壊の詳細は下記が参考になります。
パンチングシャーとは?1分でわかる意味、杭、スラブとの関係、計算式
今回はアンカーボルトのm16について説明しました。アンカーボルトのm16とは、呼び径が16mmのアンカーボルトのことです。アンカーボルトの中では比較的小径です。また、アンカーボルトm16に用いる材質としてabr400があります。下記も併せて勉強しましょう。
abr400とは?1分でわかる意味、規格、許容応力度、定着版との関係
アンカーボルトってなに?アンカーボルトの目的と規格、サイズ、種類
アンカーボルト長さの計算方法は?1分でわかる計算、m12の埋込長さ、建築基準法との関係
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