この記事の要点
アンカーボルトの埋め込み長さは呼び径dの20倍以上(20d以上)とし、M30なら600mm・M12なら240mm・M16なら320mmが下限値となります。
この規定は建築基準法の告示(H12建告1456号)に基づくもので、コーン状破壊の検討を行えば20dより短くすることも可能です。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
アンカーボルトの埋め込み長さは、アンカーボルトの呼び径の20倍以上とします。
計算式はアンカーボルトの呼び径をdとするとき、埋め込み長さ=20dです。
よって、M30のアンカーボルトの埋め込み長さ=30×20=600mmです。
なお、アンカーボルトの埋め込み長さとは、無収縮モルタル下端(RC天端)から定着版上端までの距離です。
今回はアンカーボルトの長さの計算方法、m12の埋め込み長さ、建築基準法との関係について説明します。アンカーボルトの詳細など下記も参考になります。
アンカーボルトとは?規格(SS400等)・サイズ・種類・埋め込み深さの計算
建築構造用アンカーボルトとは?意味・ABR・SNRの種類と伸び能力
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
アンカーボルトの埋め込み長さは、アンカーボルトの呼び径の20倍以上とします。計算式は下記の通りです。※アンカーボルトの呼び径はdとします。
アンカーボルトの埋め込み長さ=20d以上
M27のアンカーボルトは27×20=540mm、M30なら600mmが埋め込み長さです。上記の規定は建築基準法の告示(H12建告1456号)に明記あります。
ただし、アンカーボルトの埋め込み長さは、コーン状破壊の検討が必要です。この検討で問題なければ20dより短くすることも可能です。
アンカーボルトの規格、詳細、コーン状破壊の意味は下記が参考になります。
アンカーボルトとは?規格(SS400等)・サイズ・種類・埋め込み深さの計算
建築構造用アンカーボルトとは?意味・ABR・SNRの種類と伸び能力
m12の埋め込み長さは「12×20=240mm以上」とします。その他のアンカーボルトの長さを下記に示します。
・m16の埋込長さ ⇒ 16×20=320mm
・m20の埋込長さ ⇒ 20×20=400mm
・m22の埋込長さ ⇒ 22×20=440mm
・m24の埋込長さ ⇒ 24×20=480mm
混同しやすい用語
定着長さ(鉄筋)
鉄筋をコンクリートに定着させる長さで、鉄筋コンクリート造の設計で用いる。
アンカーボルトの埋込長さ(20d以上)とは計算根拠が異なる。
コーン状破壊
コンクリートがコーン形に抜け出す破壊形式である。
埋込長さを20dより短くする場合はこの検討が必要で、20dはコーン状破壊を回避するための最低基準である。
アンカーボルト長さの計算を整理した表を示します。
| 呼び径 | 計算式(20d) | 埋込長さ下限 |
|---|---|---|
| M16 | 16×20 | 320mm以上 |
| M24 | 24×20 | 480mm以上 |
| M30 | 30×20 | 600mm以上 |
今回はアンカーボルトの長さについて説明しました。アンカーボルトの埋め込み長さは、アンカーボルトの呼び径の20倍以上とします。M22の場合、22×20=440mmです。アンカーボルトの規格、柱脚との関係など下記も勉強しましょう。
アンカーボルトとは?規格(SS400等)・サイズ・種類・埋め込み深さの計算
柱脚(ちゅうきゃく)とは?種類・露出・根巻き・埋込み・ベースプレートを解説
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。
