この記事の要点
ベースパックは旭化成建材と岡部株式会社による既製露出柱脚製品で、柱脚部の保有耐力接合を満たしており、柱脚周りの繁雑な計算を省略できます。
施工はアンカーボルト据え付け→コンクリート打設→グラウト材充填(無収縮モルタル30mm程度)の順で行い、保有耐力接合タイプでない製品もある点に注意が必要です。
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ベースパックは、既製露出柱脚の1つです。旭化成建材と岡部株式会社による製品です。今回はベースパックの意味、cad、施工、標準図、保有耐力接合との関係について説明します。同じ既製露出柱脚に、ハイベースがあります。露出柱脚、ハイベースの詳細は下記も参考になります。
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ベースパックは、既製露出柱脚の1つです。ベースパックは、他の露出柱脚に比べて、柱脚のバネ剛性が高い印象があります。また、保有耐力接合を満足します。露出柱脚、柱脚の意味は、下記が参考になります。
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ベースパックをはじめとする既製柱脚は、柱脚周りの面倒な計算が不要です。柱断面、厚みが決定すれば、それに見合う製品を選べば、柱脚の設計はほとんど終わりです。
ベースパックと似た製品に、ハイベースがあります。詳細は、下記が参考になります。
また、ベースパックの特徴は公式URLをご確認ください。
https://www.b-pack.net/
ベースパックのcadや標準図は、公式HP(https://www.b-pack.net/download/)からダウンロード可能です。
ベースパックの施工は、他の既製露出柱脚と同様です。下記に示します。
地業(捨てコン、杭頭処理など)
墨出し(柱芯の墨出し)
アンカーボルト据え付け
配筋
型枠
コンクリート打設
まんじゅう製作
鉄骨建て方
グラウト材充填
地業、アンカーボルト、グラウトの意味は、下記が参考になります。
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ベースパックのグラウト材には、無収縮モルタルを用いて、厚みは30mm程度です。無収縮モルタル、グラウトの意味は、下記が参考になります。
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ベースパックは、柱脚部の保有耐力接合を満たしています。保有耐力計算のとき、普通は柱脚が非保有耐力接合のためDs値を+0.05しますが、ベースパックでは不要になる場合があります。
ただし保有耐力接合を満足しないタイプもあるので注意してください。詳細は、下記の公式リンクが参考になります。
https://www.b-pack.net/products/kaku/
混同しやすい用語
ハイベース
日本製鉄系のメーカーが提供する既製露出柱脚製品で、ベースパックと同様に柱脚設計を簡略化できます。
ベースパックが旭化成建材・岡部の製品であるのに対して、ハイベースは別メーカーによる製品であり、施工手順や適用製品タイプが異なる場合があります。
ベースパックを整理した表を示します。
| 項目 | ベースパック | 特徴 |
|---|---|---|
| 製品分類 | 既製露出柱脚 | 旭化成建材・岡部製 |
| 保有耐力接合 | 満足するタイプあり | Ds値割増不要の場合も |
| グラウト厚 | 30mm程度 | 無収縮モルタル使用 |
今回はベースパックについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。ベースパックは、既製露出柱脚の1つです。ベースパックの使い方、特徴などは公式HPで勉強しましょう。また、柱脚、露出柱脚の意味も改めて勉強しましょうね。下記が参考になります。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
ベースパックは「既製露出柱脚」の一種であり、保有耐力接合を満足する製品ではDs値の割増が不要になる点が問われやすいです。
「保有耐力接合を満足するタイプ」と「そうでないタイプ」があることを押さえ、設計時には必ず確認が必要です。
施工手順(アンカーボルト→コンクリート打設→グラウト充填)の流れも覚えておくと実務・試験で役立ちます。