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肌すきとは、主に高力ボルト継手における板厚の差で生じる隙間です。肌すきが1mmを超える場合、肌すきを埋めるプレートが必要です。今回は、肌すきの意味、高力ボルト、フィラープレートとの関係について説明します。※高力ボルト接合、フィラープレートは下記が参考になります。
フィラープレートとは?1分でわかる意味、板厚(厚さ)、規格、鉄骨との関係
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肌すきは、高力ボルト継手における板厚の差で生じる隙間です。下図を見てください。
高力ボルト接合は、高力ボルトで板同士を締め付けることによる摩擦抵抗力で、力を伝達する方法です。よって、締め付けた板同士は下図のように接触する必要があります。
もし肌すきが大きいと、板同士が接触しないので、力を伝達することができません。
よって、肌すきが大きな場合、プレートを挿入します。このプレートをフィラープレートといいます。フィラープレートの詳細は下記をご覧ください。
フィラープレートとは?1分でわかる意味、板厚(厚さ)、規格、鉄骨との関係
高力ボルト接合は、締め付け力による摩擦抵抗力で力を伝達する方法です。前述したように、肌すきがあると高力ボルト接合が成立しないのです。
ただし、肌すきが小さい場合は、締め付けによって「肌すき」が無くなるのでフィラープレートは必要ありません。
肌すきは、その大きさによりフィラープレートの挿入が必要です。下記の値によります。
肌すきが1mm以下 ⇒フィラープレート不要
肌すきが1mmを超える ⇒フィラープレートが必要
また、肌すきの厚みを調べる場合は、所定の厚みのプレートを差し込んで確認します(例えば、1mmのプレートを肌すきに挿入できれば、その肌すきは1mm以上の厚みがある)。
フィラープレートは摩擦力を伝達するため、両面に摩擦処理します。※摩擦処理の方法は下記が参考になります。
また母材の材質に関わらず、フィラープレートの材質は、400N/m㎡級でよいです。
今回は肌すきについて説明しました。肌すきの意味が理解頂けたと思います。肌すきを見つけた場合、所定の厚みを超えているか確認してください。もし肌すきが大きい場合、フィラープレートが必要です。下記も併せて学習しましょう。
フィラープレートとは?1分でわかる意味、板厚(厚さ)、規格、鉄骨との関係
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