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肌すきとは?1分でわかる意味、高力ボルト、フィラープレート

この記事の要点

肌すきとは、高力ボルト継手における板厚の差で生じる隙間

肌すきが1mmを超える場合はフィラープレートの挿入が必要、1mm以下は不要

高力ボルト接合は締め付けによる摩擦抵抗力で力を伝達するため、板同士の接触が必須

フィラープレートの材質は母材に関わらず400N/mm2級でよい

この記事では、肌すきとは何かを整理します。

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肌すきとは、主に高力ボルト継手における板厚の差で生じる隙間です。

肌すきが1mmを超える場合、肌すきを埋めるプレートが必要です。

今回は、肌すきの意味、高力ボルト、フィラープレートとの関係について説明します。

※高力ボルト接合、フィラープレートは下記が参考になります。

高力ボルトとは?読み方・種類(F10T・S10T)・規格・摩擦接合の特徴

フィラープレートとは|板厚1.6mm以上・肌すき1mm超で必要

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肌すきとは?

肌すきは、高力ボルト継手における板厚の差で生じる隙間です。下図を見てください。

肌すき

高力ボルト接合は、高力ボルトで板同士を締め付けることによる摩擦抵抗力で、力を伝達する方法です。よって、締め付けた板同士は下図のように接触する必要があります。

摩擦接合 接触

もし肌すきが大きいと、板同士が接触しないので、力を伝達することができません。


よって、肌すきが大きな場合、プレートを挿入します。このプレートをフィラープレートといいます。フィラープレートの詳細は下記をご覧ください。

フィラープレートとは|板厚1.6mm以上・肌すき1mm超で必要

肌すきと高力ボルトの関係

高力ボルト接合は、締め付け力による摩擦抵抗力で力を伝達する方法です。前述したように、肌すきがあると高力ボルト接合が成立しないのです。


ただし、肌すきが小さい場合は、締め付けによって「肌すき」が無くなるのでフィラープレートは必要ありません。

肌すきとフィラープレートの関係

肌すきは、その大きさによりフィラープレートの挿入が必要です。下記の値によります。


肌すきが1mm以下   ⇒フィラープレート不要

肌すきが1mmを超える ⇒フィラープレートが必要


また、肌すきの厚みを調べる場合は、所定の厚みのプレートを差し込んで確認します(例えば、1mmのプレートを肌すきに挿入できれば、その肌すきは1mm以上の厚みがある)。


フィラープレートは摩擦力を伝達するため、両面に摩擦処理します。※摩擦処理の方法は下記が参考になります。

摩擦面処理とは?種類・すべり係数・高力ボルト摩擦接合の重要ポイント


また母材の材質に関わらず、フィラープレートの材質は、400N/m㎡級でよいです。

混同しやすい用語

フィラープレート

肌すきを埋めるために挿入する鋼板である。

肌すきは隙間そのものを指し、フィラープレートはその解決手段として挿入する鋼板を指すため、概念が異なる。

高力ボルト

締め付けによる摩擦抵抗で力を伝達するボルトである。

肌すきは高力ボルト接合で特に問題になり、普通ボルト(中ボルト)の接合とは力の伝達原理が異なる。

試験での問われ方|管理人の一言

肌すきの確認は、所定の厚みのプレートを差し込む方法で行います。

1mmのプレートが入れば1mm以上の隙間があるということです。

現場では1mmという境界値をしっかり覚えておくことが重要です。(一級建築士 頻出:高力ボルト摩擦接合の肌すき1mm超でフィラープレート挿入が施工試験で繰り返し出題)

肌すきを整理した表を示します。

項目基準対応
肌すき1mm以下締め付けで消える範囲フィラープレート不要
肌すき1mm超接触不足→力の伝達困難フィラープレートを挿入
フィラープレート材質母材材質に関わらず400N/mm2級でよい

まとめ

今回は肌すきについて説明しました。肌すきの意味が理解頂けたと思います。肌すきを見つけた場合、所定の厚みを超えているか確認してください。もし肌すきが大きい場合、フィラープレートが必要です。下記も併せて学習しましょう。

フィラープレートとは|板厚1.6mm以上・肌すき1mm超で必要

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理解度チェック

Q.

肌すきとは?

主に高力ボルト継手における板厚の差で生じる隙間です。

Q.

肌すきが何mmを超えるとフィラープレートが必要?

1mmを超える場合に挿入が必要です(1mm以下は不要、フィラープレートの材質は400N/mm2級でよい)。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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