建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 鋼構造の基礎 > ブラスト処理とは?1分でわかる意味、表面粗さ、目的、種類と方法

ブラスト処理とは?1分でわかる意味、表面粗さ、目的、種類と方法

この記事の要点

ブラスト処理とは細かい玉や鋭角を持つ玉を噴射して鋼材に凹凸面をつくる処理方法で、高力ボルト摩擦接合の摩擦面をつくることが目的です。表面粗さは50?100μmRzです。

種類はショットブラスト(細かい玉・粒度S40?S100)とグリットブラスト(尖った面・粒度G40?G100)の2種類で、グリットブラストの方が摩擦係数が高い傾向にあります。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット


ブラスト処理とは、細かい玉や鋭角を持つ玉を噴射して摩擦面をつくる処理方法です。鋼材の表面は滑らかなので、摩擦抵抗力を得るためには、表面を凸凹(でこぼこ)させます。今回は、ブラスト処理の意味、表面粗さ、目的、種類と規格について説明します。


高力ボルトの摩擦接合は、下記が参考になります。

摩擦接合と支圧接合の違い


摩擦面処理の方法は、ブラスト処理以外にも「自然錆」「薬品」などがあります。下記が参考になります。

摩擦面処理のポイント2つと、摩擦面処理の種類

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

ブラスト処理とは?

ブラスト処理とは、細かい玉や鋭角をもつ玉を噴射して、鋼材に凹凸面をつくる処理方法です。


英語でblast(ブラスト)は突風、送風、吹くなどを意味します。ブラスト処理は、「噴射する」ことがポイントです。噴射する物は細かい玉や、鋭角の玉など、色々あります。噴射する物が変われば、摩擦係数も異なります。


ブラスト処理以外にも摩擦面処理の方法として、自然錆、薬品があります。下記が参考になります。

摩擦面処理のポイント2つと、摩擦面処理の種類

ブラスト処理の目的

ブラスト処理の目的は、摩擦面をつくることです。摩擦面とは、凹凸のある表面です。高力ボルト接合は、摩擦接合が基本です。※摩擦接合は、下記が参考になります。

摩擦接合と支圧接合の違い


鋼材の表面が滑らかだと、摩擦抵抗力が生じません。よって、表面に凹凸をつくります。その処理方法の1つが、ブラスト処理です。前述したように、摩擦面の処理方法は、ブラスト処理以外にもあります。

ブラスト処理の表面粗さ

ブラスト処理の表面粗さは、

とします。Rzとは、粗さの単位です。ブラスト面は凸凹しています。凹凸の最低面から最高面までの高さを表します。

ブラスト処理の種類と方法

ブラスト処理の種類には、下記があります。


・ショットブラスト

・グリットブラスト


ショットブラストとは、鋼材の表面に細かい玉を噴射して加工することです。元の鋼材は滑らかですが、これを凸凹にします。細かい玉を使う場合、「ショットブラスト」といいます。


グリットブラストは、細かい玉ではなく「尖った面をもつもの」を噴射して凸凹面をつくります。ショットブラストに比べて凸凹面が細かくつくれること、摩擦係数が高い傾向にあります。


下図に、ショットブラストとグリットブラストで使う研削材を示します。

ショットブラストとグリットブラストの違い


ブラストの種類と作業条件を下記に示します。

ショットブラスト

粒度 S40~S100

空気圧力 0.5~0.7MPa

吹付距離 300~500mm

吹付角度 90±30°

グリットブラスト

粒度 G40~G100

空気圧力 0.5~0.7MPa

吹付距離 300~500mm

吹付角度 90±30°

混同しやすい用語

グリットブラスト

尖った面を持つ研削材を噴射してより細かい凹凸面をつくるブラスト処理で、粒度G40?G100、空気圧力0.5?0.7MPaで施工します。

ショットブラストが丸い玉(粒度S40?S100)を使うのに対して、グリットブラストは角張った鋭角の研削材を使い、より細かい凹凸で摩擦係数が高い傾向にある点で異なります。

試験での問われ方|管理人の一言

ブラスト処理の表面粗さRzとは、凹凸の最低面から最高面までの高さを表す単位です。50?100μmRzは非常に微細な凹凸で、高力ボルト摩擦接合の摩擦係数0.45を確保するために必要な値です。ブラスト処理以外にも自然錆や薬品による摩擦面処理があります。

ブラスト処理を整理した表を示します。

種類研削材特徴
ショットブラスト丸い玉(粒度S40?S100)表面に均一な凹凸を形成。摩擦係数0.45を確保
グリットブラスト鋭角の研削材(粒度G40?G100)より細かい凹凸。摩擦係数が高い傾向
表面粗さ50?100μmRz凹凸の最低面から最高面までの高さ

まとめ

今回はブラスト処理について説明しました。意味が理解頂けたと思います。ブラスト処理は、細かい玉や鋭角を持つ玉を噴射して、凹凸面をつくる方法です。ブラスト処理の意味、種類を覚えてください。また、ブラスト処理の目的も覚えましょう。摩擦接合など、下記が参考になります。

摩擦接合と支圧接合の違い

摩擦面処理のポイント2つと、摩擦面処理の種類

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

この記事の内容を○×クイズで確認する

この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。

意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

ゼロ所長の構造力学問題集で確認する

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

【無料】ゼロ所長が解説!建築士試験の構造を効率よく学ぶ

・試験に出るポイントをわかりやすく解説

・今すぐnoteで学ぶ ⇒  ゼロから学ぶ建築士試験の構造

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 鋼構造の基礎 > ブラスト処理とは?1分でわかる意味、表面粗さ、目的、種類と方法
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. わかる建築構造の用語集・図解集
  4. 1頁10円!PDF版の学習記事