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ブラスト処理とは、細かい玉や鋭角を持つ玉を噴射して摩擦面をつくる処理方法です。鋼材の表面は滑らかなので、摩擦抵抗力を得るためには、表面を凸凹(でこぼこ)させます。今回は、ブラスト処理の意味、表面粗さ、目的、種類と規格について説明します。
高力ボルトの摩擦接合は、下記が参考になります。
摩擦面処理の方法は、ブラスト処理以外にも「自然錆」「薬品」などがあります。下記が参考になります。
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ブラスト処理とは、細かい玉や鋭角をもつ玉を噴射して、鋼材に凹凸面をつくる処理方法です。
英語でblast(ブラスト)は突風、送風、吹くなどを意味します。ブラスト処理は、「噴射する」ことがポイントです。噴射する物は細かい玉や、鋭角の玉など、色々あります。噴射する物が変われば、摩擦係数も異なります。
ブラスト処理以外にも摩擦面処理の方法として、自然錆、薬品があります。下記が参考になります。
ブラスト処理の目的は、摩擦面をつくることです。摩擦面とは、凹凸のある表面です。高力ボルト接合は、摩擦接合が基本です。※摩擦接合は、下記が参考になります。
鋼材の表面が滑らかだと、摩擦抵抗力が生じません。よって、表面に凹凸をつくります。その処理方法の1つが、ブラスト処理です。前述したように、摩擦面の処理方法は、ブラスト処理以外にもあります。
ブラスト処理の表面粗さは、
とします。Rzとは、粗さの単位です。ブラスト面は凸凹しています。凹凸の最低面から最高面までの高さを表します。
ブラスト処理の種類には、下記があります。
・ショットブラスト
・グリットブラスト
ショットブラストとは、鋼材の表面に細かい玉を噴射して加工することです。元の鋼材は滑らかですが、これを凸凹にします。細かい玉を使う場合、「ショットブラスト」といいます。
グリットブラストは、細かい玉ではなく「尖った面をもつもの」を噴射して凸凹面をつくります。ショットブラストに比べて凸凹面が細かくつくれること、摩擦係数が高い傾向にあります。
下図に、ショットブラストとグリットブラストで使う研削材を示します。
ブラストの種類と作業条件を下記に示します。
粒度 S40~S100
空気圧力 0.5~0.7MPa
吹付距離 300~500mm
吹付角度 90±30°
粒度 G40~G100
空気圧力 0.5~0.7MPa
吹付距離 300~500mm
吹付角度 90±30°
今回はブラスト処理について説明しました。意味が理解頂けたと思います。ブラスト処理は、細かい玉や鋭角を持つ玉を噴射して、凹凸面をつくる方法です。ブラスト処理の意味、種類を覚えてください。また、ブラスト処理の目的も覚えましょう。摩擦接合など、下記が参考になります。
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