1. HOME > 鋼構造の基礎 > トルクコントロール法とは?1分でわかる意味、手順、トルク値、本締め

トルクコントロール法とは?1分でわかる意味、手順、トルク値、本締め

トルクコントロール法とは、高力ボルトの締め方の1つです。締付トルクと導入張力が比例関係であることを利用した締め付け方法です。もう1つが、ナット回転法です。下記の記事が参考になります。

ナット回転法とは?3分でわかる施工方法と特徴


今回は、トルクコントロール法の意味、手順、トルク値、本締めについて説明します。高力ボルトについては下記が参考になります。

高力ボルトってなに?よくわかる高力ボルトの種類と規格、特徴

トルクコントロール法とは?

トルクコントロール法は、所定のトルクで高力ボルトを締め付けることで、ボルトに張力を導入する方法です。ナット回転法よりも管理が簡単なので、精度が良い方法です。現在、高力ボルトのほとんどは、トルクコントロール法で締め付けます。


トルクコントロール法は、トルク値で導入張力を管理します。トルク値と導入張力が比例関係であることを利用した方法です。下式をみてください。

Tは締め付けトルク値、kはトルク係数値、dはボルトのねじ外径基準寸法、Nはボルト張力です。トルク値Tとボルト張力Nに注目してください。所定の張力を導入したければ、必要なトルク値がわかりますね。


トルクコントロール法とトルク値の関係は後述しました。

トルクコントロール法の手順

トルクコントロール法の手順を下記に整理しました。


※上記の手順は、JASS6や公共建築工事標準仕様書に明記有ります。


手順自体は、ナット回転法と変わりません。ただし、トルクコントロール法の1次締めはトルク値を管理、本締めではピンテールが切れることを確認します。ピンテールについては下記が参考になります。

ナット回転法とは?3分でわかる施工方法と特徴

スポンサーリンク

トルクコントロール法とトルク値

トルクコントロール法では、所定のトルク値を管理します。本締めではピンテールがねじ切れるまでトルクを入れます。1次締めでは、下記のトルクを管理します。

トルクコントロール法と本締めの関係

トルクコントロール法の本締めは、ピンテールがねじ切れることで判断します。ナット回転法に比べて精度が高く、バラツキが少ないことが特徴です。また作業工程が少ないので、管理も簡単です。


※締め付け角度を管理するナット回転法に比べて、ピンテールが切れるまでトルクを導入するので簡単ですよね。

トルクコントロール法とトルシア型ボルト

トルクコントロール法は、トルシア型高力ボルトにのみ使います。トルシア型高力ボルトは、下図のようにボルト頭が曲面です。

まとめ

今回はトルクコントロール法について説明しました。意味が理解頂けたと思います。トルクコントロール法は現在主流の方法なので覚えてください。余裕がある方は、ボルト張力とトルク値の関係を覚えるとよいですね。下記の記事も併せて参考にしてください。

高力ボルトってなに?よくわかる高力ボルトの種類と規格、特徴


また、主流ではないですが、ナット回転法もまだまだ使われる方法です。※下記の記事が参考になります。

ナット回転法とは?3分でわかる施工方法と特徴

▼この記事を今すぐSNSでシェアする▼


▼こちらも人気の記事です▼

▼人気の記事ベスト3▼

▼いつでも構造力学の問題が解ける!▼

構造ウェブ問題集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

スポンサーリンク

検索

カスタム検索

プロフィール

おすすめ特集

note始めました 構造ウェブ問題集

人気の記事ベスト3

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

  1. HOME > 鋼構造の基礎 > トルクコントロール法とは?1分でわかる意味、手順、トルク値、本締め