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1次締めとは、高力ボルトの締め付け工程の1つです。高力ボルトは、仮締め、1次締め、マーキング、本締めを行います。これは、高力ボルトに均等な張力を導入するのが目的です。今回は、1次締めの意味、1次締めトルク、1次締めを行う理由、マーキングとの関係について説明します。
※高力ボルトについては、下記が参考になります。
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1次締めとは、高力ボルトの締め付け工程の1つです。高力ボルトは、主に下記の締め付けがあります。
・仮ボルト締め
★ 1次締め
・マーキング
・本締め
1次締めは、仮ボルト締めの後に行う締め付けです。仮ボルト締めは、手締め程度ですが、1次締めでは所定の器具を用いて、張力を導入します(1次締め時の導入張力は、トルクとして規定されます。後述しました)。
なお、高力ボルトの締め付け方法には、下記があります。
・トルクコントロール法
・ナット回転法
下記が参考になります。
トルクコントロール法とは?1分でわかる意味、手順、トルク値、本締め
仮ボルト締めの後、所定のトルクで1次締めを行います。1次締めトルクは、下記です。
高力ボルトの締め付けは、仮ボルト締め、1次締め、本締めという3つの締め方があります。1次締めを行うことで、ボルトに対して均等に張力を導入できます。なお、1次締め、本締め共に、中央のボルトから外側のボルトに向かって順に締付をします。詳細は、鉄骨工事技術指針・工事現場施工編をご確認ください。
1次締めを終えたあと、高力ボルトにマーキングを行います。一般的に、高力ボルトのねじ山からナット、座金、部材表面まで白ペンなどで線を引きます。
※ナット、座金(ワッシャー)については、下記が参考になります。
ナットとは?1分でわかる寸法、絞め方、ボルトとの違い、ナットの向き、使い方
ワッシャーとは?1分でわかる規格、寸法、向き、順番、役割、スプリング座金
1次締めと本締めの間にマーキングを行うことで、「適切に本締めされたか」確認できます。本締めにより、マーキングをしたナットが回転します。座金、ネジ部、部材は回転しません。上記の差を確認することで、ナットが所定の角度分、回転したかわかります。
もし、ナットとネジのマーキングにズレが無い場合、「共回り」を起こしています。共回りをしては、所定の軸力が導入されません。上記の管理を行う方法の1つとして、マーキングが有効です。
※共回りについては、下記が参考になります。
共回りとは?1分でわかる意味、軸回りとの違い、原因、マーキング
今回は1次締めについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。1次締めは、仮ボルト締めの後に行うボルト締めです。高力ボルトは、仮ボルト締め、1次締め、本締めを行うことで、均等に張力が導入できます。1次締めの方法、理由を覚えてくださいね。また、どのタイミングでマーキングが必要か理解しましょう。下記が参考になります。
トルクコントロール法とは?1分でわかる意味、手順、トルク値、本締め
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