1. HOME > 鋼構造の基礎 > 共回りとは?1分でわかる意味、軸回りとの違い、原因、マーキング

共回りとは?1分でわかる意味、軸回りとの違い、原因、マーキング

共回りとは、「ナットとボルト」又は「ナットと座金」が一緒に回ってしまう現象です。共回りすると、ボルトに所定の張力が導入されません。共回りした高力ボルトセット(ボルト、ナット、座金)は、取り替える必要があります。今回は共回りの意味、軸回りとの違い、原因、マーキングについて説明します。※高力ボルトの張力は、下記の記事が参考になります。

設計ボルト張力とは?1分でわかる意味、計算、標準ボルト張力、高力ボルトの関係

高力ボルトってなに?よくわかる高力ボルトの種類と規格、特徴

共回りとは?

共回りとは、高力ボルトを締め付けるとき、


ナットとボルト

ナットと座金

が一緒に回ることです。共回りが起きると、高力ボルトに所定の張力が導入されず、不完全な接合となります。※高力ボルト、高力ボルトの設計ボルト張力は、下記の記事が参考になります。

設計ボルト張力とは?1分でわかる意味、計算、標準ボルト張力、高力ボルトの関係

高力ボルトってなに?よくわかる高力ボルトの種類と規格、特徴


共回りが生じた高力ボルトは「再使用」ができません。取り外し、別の高力ボルトセットを使います。

共回りと軸回りの違い

共回りと軸回りの違いを下記に整理しました。


共回り ⇒ ナットとボルト、ナットと座金が一緒に回ること

軸回り ⇒ ボルトだけが回転して、ピンテールが切れること。トルシア型ボルトで起きる欠陥

共回りの原因

共回りの原因として、ナットと座金面の摩擦力が大きいことが挙げられます。また、ボルト軸のネジ部とナットが噛み合い、ナットが締まらないことも考えられます。


当然ですが、共回りが生じないよう、必ず新しいボルトセットを使うのが基本です。

共回りとマーキングの関係

高力ボルトが正しく締め付けされた場合、ナットのみが回転します。これは、マーキングにより確認できます。高力ボルトは、1次締めと本締めの間にマーキングをします。マーキングの位置をよめば、「ナットのみ回転したか」「ナットとボルト、ナットと座金が一緒に回転したか」判断できます。


※なお、高力ボルトの締め付けは、下記の順序で行います。


仮ボルト締め

1次締め

マーキング

本締め


高力ボルトとマーキングの詳細は、下記の記事が参考になります。

1次締めとは?1分でわかる意味、1次締めトルク、理由、マーキング

まとめ

今回は共回りについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。共回りは、ナットと座金、ナットとボルトが一緒になって回る現象です。所定の張力が導入されないので、共回りは必ず避けてください。また、似た用語で軸回りがあります。共回りとの違いも覚えましょう。共回りや軸回りが起きたことは、マーキングにより確認します。マーキングと1次締め、本締めの関係は、下記の記事が参考になります。

1次締めとは?1分でわかる意味、1次締めトルク、理由、マーキング

設計ボルト張力とは?1分でわかる意味、計算、標準ボルト張力、高力ボルトの関係

▼この記事を今すぐSNSでシェアする▼


▼こちらも人気の記事です▼

▼人気の記事ベスト3▼

▼いつでも構造力学の問題が解ける!▼

構造ウェブ問題集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

スポンサーリンク

検索

カスタム検索

プロフィール

おすすめ特集

note始めました 構造ウェブ問題集

人気の記事ベスト3

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

同じカテゴリの記事一覧

  1. HOME > 鋼構造の基礎 > 共回りとは?1分でわかる意味、軸回りとの違い、原因、マーキング