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被接合材とは、接合される部材のことです。鋼板同士を高力ボルトで接合するとき、鋼板が被接合材です。今回は被接合材の意味、読み方、接合材との違い、機械的接合、治金的接合との関係について説明します。接合材として、高力ボルトや溶接があります。詳細は、下記が参考になります。
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被接合材とは、接合される部材です。下図をみてください。鋼板同士を高力ボルトで一体化するときの、鋼板が被接合材です。高力ボルトを「接合材」といいます。
鉄骨造では、接合される部材を「母材」ともいいます。母材の意味は、下記が参考になります。
母材とは?1分でわかる意味、材料、溶接、鉄骨との関係、対義語
鋼構造の接合材には、下記の種類があります。
高力ボルト
普通ボルト
リベット
溶接(隅肉溶接、完全溶け込み溶接など)
高力ボルトは、建築物の接合材として最も一般的です。鉄骨造では、構造部材を接合するとき、ほぼ高力ボルトを使います。高力ボルトの意味は、下記が参考になります。
普通ボルトは、高力ボルトより小径で、化粧材や外装材を留める接合材です。また、胴縁や母屋など軽量形鋼を留めるとき使います。普通ボルトの詳細は、下記が参考になります。
中ボルトとは?1分でわかる意味、規格、強度区分、戻り止め、高力ボルト
リベットは、現在使われない接合材です。リベットの詳細は、下記が参考になります。
溶接の種類、強度は下記が参考になります。
溶接部の強度とは?溶接部の耐力の計算方法と許容応力度、材料強度
被接合材は「ひせつごうざい」と読みます。関係用語の読み方は下記です。
接合材 ⇒ せつごうざい
機械的接合 ⇒ きかいてきせつごう
治金的接合 ⇒ ちきんてきせつごう
被接合材と接合材の違いを下記に示します。
被接合材 ⇒ 接合される部材。高力ボルトや溶接により一体化される鋼板、形鋼など。
接合材 ⇒ 接合する部材。高力ボルトや溶接など
被接合材は機械的接合、治金的接合により一体化されます。機械的接合では、被接合材に孔を空け高力ボルトなどで締め付けます。治金的接合では、溶接により被接合材を一体化します。
今回は被接合材について説明しました。意味が理解頂けたと思います。被接合材と接合材の意味は混同しやすいです。実際の接合部をイメージし、どの部材が被接合材か理解しましょう。高力ボルトや溶接が接合材と覚えておけば簡単ですね。下記の記事も併せて勉強しましょう。
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