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リベットとは、鋼構造に用いる接合部材の1つです。リベットは形状が単純ですが、施工の技術を必要とするため、使われない材料です。現在は、リベットに変わり高力ボルトを使います。今回は、リベットの意味、仕組み、強度、利点、用途について説明します。※高力ボルト、中ボルトの意味、特徴は下記が参考になります。
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リベットとは、鋼構造に用いる接合部材の1つです。下図をみてください。これがリベットです。
リベットは、形状が単純で釘(くぎ)と似た形ですね。形は単純ですが、施工に技術が必要です。リベットは、まず1100℃程度の高温に熱します(高温で熱するので、リベットは赤くなります)。熱したリベットを、被接合材の孔に通し、ハンマーで叩いて孔に入れます。その後、反対側からリベット軸の端を丸形に成形します。
リベットは、ハンマーで叩くときの騒音、熱したリベットを高所で扱う技術など、難しい点がありました。そのため、現在は使わない接合部材です。リベットの代わりに使う材料が、高力ボルトです。
高力ボルトの意味、特徴は下記が参考になります。
リベットは、釘と似た形状です。打ち付けて施工が終了する釘と違い、リベットは「かしめ」という作業が必要です。
熱したリベットをハンマーで孔に通します。これだけでは、リベットが孔から抜ける可能性がありますね。そこで、反対側から丸頭を成形します。これが「かしめ」です。常温の鋼を成形するのは大変です。よって、熱したリベットを使います。
リベットには、主に2つの強度区分があります。
SV330
SV400
です。F値、引張強さを下記に示します。
SV330 ⇒ F=235、引張強さ=330
SV400 ⇒ F=235、引張強さ=400
許容せん断耐力、許容引張耐力の計算は、高力ボルトと同じです。求め方は下記が参考になります。
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リベットは、現在の建物には使いません。ただし、昔の建物ではリベットを接合材に用いています。耐震改修、耐震診断など、既存の建物を評価するさい、リベットの知識が必要です。
今回はリベットについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。リベットは、釘に似た単純な形状の接合部材です。その代わり、施工技術を必要とします。現在は、高力ボルトに置き換わって使われません。リベットと似た接合材として、高力ボルト、スタッド、中ボルトの意味、特徴や意味を覚えましょう。下記が参考になります。
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