この記事の要点
sn400は建築構造用圧延鋼材(JIS G 3136)の400N級で、降伏比・シャルピー吸収エネルギーを規定することで建築物の塑性変形能力を保証した鋼材です。
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sn400は建築構造用圧延鋼材のことです。建築構造用圧延鋼材とは、建築物に適した性能をもつ鋼材でjisg3106で規格化されています。sn400は1994年にJIS規格に認定されたのですが、sn400があらわれる前は、ss400あるいはsm400を用いていました。しかし、建築物は他構造物と異なり地震力に対しては部材が塑性化した状態でも安全性を確認することから、建築物専用の鋼材が規格化されたのです。今回は、sn400の意味と特徴、規格、成分、a、b、cの違い、ヤング係数、許容応力度と基準強度について説明します。
SN400Bとは?1分でわかる規格、SS400との違い、重量、H形鋼との関係
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sn400は建築構造用圧延鋼材のことです。建築構造用圧延鋼材とは、建築物に適した性能をもつ鋼材でjisg3106で規格化されています。sn400は1994年にJIS規格に認定されており、sn400がjisで規格化される前は、ss400あるいはsm400を用いていました。
しかし、建築物は他構造物と異なり地震力に対しては部材が塑性化した状態でも安全性を確認することから、降伏比やシャルピー吸収エネルギー等を規定した建築物専用の鋼材が規格化されたのです。sn材、sm材、ss材の違いは下記が参考になります。
sn400の規格を下図に示します。sn400の種類にはSn400a、sn400b、sn400cがあります。各種類ごとに規格が違うので注意しましょう。
sn400材のa、b、cの違いを下記に示します。
・sn400a ⇒ 降伏比やシャルピー吸収エネルギー等の規定がないため小梁などの二次部材に用いる。溶接性はsn400bやsn400cなどに劣る。
・sn400b ⇒ 降伏比やシャルピー衝撃係数などが設定されており建物の変形性能を考慮した鋼材で、大梁や柱に用いる
・sn400c ⇒ 厚み方向の伸び能力が規定されており、ダイアフラムや柱脚のベースプレート等に使いる。
sn400a、sn400cの詳細は下記が参考になります。
SN400Aとは?1分でわかる意味、規格、溶接性、特徴、h形鋼との関係
sn400のヤング係数は205000N/mm2(205000MPa、205Gpa)です。鋼材のヤング係数は一定で強度や材質が変わっても同じ値です。ヤング係数、鋼材のヤング係数の詳細は下記が参考になります。
鋼材のヤング係数は?1分でわかる値、Mpa、kN/㎡の値、ss400との関係
sn400の許容応力度、基準強度は下記の通りです。
・sn400の長期許容応力度 ⇒ 156N/mm2
・sn400の短期許容応力度 ⇒ 235N/mm2
・sn400の基準強度 ⇒ 235N/mm2
許容応力度、基準強度の詳細は下記をご覧ください。
鋼材の基準強度とは?1分でわかる意味、F、許容応力度との関係
混同しやすい用語
ss400
ss400は一般構造用圧延鋼材(JIS G 3101)で、降伏比やシャルピー吸収エネルギーの規定がありません。
sn400に対して、ss400は建築物の塑性変形能力が保証されないため、大梁や柱への使用に注意が必要です。
sn400を整理した表を示します。
| 種類 | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| SN400A | 小梁・二次部材 | 降伏比・衝撃試験の規定なし |
| SN400B | 大梁・柱(一次部材) | 降伏比・シャルピー試験規定あり |
| SN400C | 板厚方向に力が作用する部材 | 板厚方向の絞り値規定あり |
今回は、sn400について説明しました。sn400は建築構造用圧延鋼材のことです。建築構造用圧延鋼材とは、建築物に適した性能をもつ鋼材でjisg3106で規格化されています。建築物は他構造物と異なり地震力に対しては部材が塑性化した状態でも安全性を確認することから、建築物専用の鋼材が規格化されました。Sn400とss400、sm400の違いなど下記も勉強しましょう。
SN400Bとは?1分でわかる規格、SS400との違い、重量、H形鋼との関係
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
建築士試験では、sn400とss400・sm400の違い(降伏比の有無)がよく問われます。SN材は建築物専用と覚えておきましょう。