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鋼材のヤング係数は?1分でわかる値、Mpa、kN/㎡の値、ss400との関係

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鋼材(こうざい)のヤング係数は205000N/m㎡です。鋼材にはss400、sm400、sn400など色々な材質がありますが、ヤング係数は一定の値(205000 N/m㎡)となります。また205000 N/m㎡をMpa、kN/㎡に換算すると205000 Mpa、205000000kN/㎡になります。今回は鋼材のヤング係数の値、Mpa、kN/㎡の値、ss400との関係について説明します。ヤング係数、ss400のヤング係数は下記が参考になります。

ヤング係数ってなに?1分でわかるたった1つのポイント

ss400のヤング率とは?1分でわかる意味、n/mm2、kgf/mm2

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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鋼材のヤング係数は?ss400との関係

鋼材(こうざい)のヤング係数は205000N/m㎡です。鋼材にはss400、ss490など色々な種類があります。※鋼材の種類は下記をご覧ください。

鋼材の種類は?1分でわかる種類一覧、用途、材質と特徴、記号


しかし、鋼材のヤング係数はどんな種類でも、一定の値205000N/m㎡となります。例えばss400とss490では引張強度や降伏点の値が異なります。強度の大きいss490はヤング係数も大きそうですが、実際は同じ値です。


ss400のヤング係数 ⇒ 205000N/m㎡

ss490のヤング係数 ⇒ 205000N/m㎡


一級建築士の試験でも問われる内容なので是非覚えてください。例えば下記の文章は適切かどうか考えてみましょう。


「梁の剛性を高めるたわみ量を小さくするためsn400からsn490に変更した」


答えは×です。梁の剛性(かたさ)は、断面二次モーメントとヤング係数の値に比例し、梁の長さに反比例します。つまりヤング係数が大きいほど、梁の剛性は大きくなります。


ところが鋼材の材質をsn400からsn490に変えても強度は大きくなりますがヤング係数は同じです。よって「たわみ量を小さくするために」材質のグレードをアップすることは意味が無いのです。


ヤング係数と剛性の関係など下記が参考になります。

ヤング係数ってなに?1分でわかるたった1つのポイント

ヤング率が大きいとは?1分でわかる意味、かたさとの関係、ヤング率の大きい(高い)材料

鋼材のヤング係数とMpa、kN/㎡の値

鋼材のヤング係数205000N/m㎡をMpa、kN/㎡に換算すると下記の値になります。


205000N/m㎡ ⇒ 205000 Mpa

205000N/m㎡ ⇒ 205000000kN/㎡


ヤング係数の単位変換(換算)については下記も参考になります。

ヤング係数の単位変換は?1分でわかる単位変換、n/mm2との関係

まとめ

今回は鋼材のヤング係数について説明しました。鋼材のヤング係数は205000N/m㎡です。MpaやkN/㎡の単位換算も理解しましょう。鋼材には色々な種類があります。ただしヤング係数は一定の値です。下記も併せて勉強しましょうね。

ヤング係数ってなに?1分でわかるたった1つのポイント

ヤング率が大きいとは?1分でわかる意味、かたさとの関係、ヤング率の大きい(高い)材料

剛性ってなに?剛性の算定と、軸方向応力、ポアソン比、ひずみの関係

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