この記事の要点
断面検定とは、部材断面の耐力や許容応力度に対して、部材に生じる応力や応力度等による余裕を確認する計算です。
断面検定により算定した数値を「検定比」といいます。
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断面検定とは、部材断面の耐力や許容応力度に対して、部材に生じる応力や応力度等による余裕を確認する計算です。断面検定により算定した数値を「検定比」といいます。検定比は1.00未満で安全、1.00超で危険であることを意味します。例えば、部材の許容曲げ耐力=100kNm、生じる曲げ応力=50kNmのとき、検定比=50/100=0.5<1.00です。今回は、断面検定の意味、検定比と安全率の違い、断面算定について説明します。断面算定、検定比の詳細は下記が参考になります。
検定比とは?1分でわかる意味、求め方、部材検定比と荷重、安全率
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断面検定とは、部材断面の耐力や許容応力度に対して、部材に生じる応力、応力度等による余裕を確認する計算です。さらに、断面検定により得られる数値を「検定比」といいます。検定比は下記の計算等により得られます。
・応力÷耐力
・応力度÷許容応力度
・変形量÷許容変形量
検定比は1.00未満で安全、1.00超で危険と判断できます。たとえば、部材の許容曲げ耐力=100kNm、部材に生じる曲げ応力=70kNmのとき
・検定比=70÷100=0.70 < 1.00
です。上記は検定比が1.00未満なので応力に対しては安全だとわかります。検定比の詳細は下記が参考になります。
検定比とは?1分でわかる意味、求め方、部材検定比と荷重、安全率
検定比と安全率の違いを下記に示します。
・検定比 ⇒ 部材の耐力または許容応力度等に対する余裕を表す値。1.00未満で安全、1.00超で危険と判断できる。検定比は応力度÷許容応力度または応力÷耐力などで算定する。
・安全率 ⇒ 余裕をみて、降伏強度を低減する数値
検定比と安全率の詳細は下記が参考になります。
検定比とは?1分でわかる意味、求め方、部材検定比と荷重、安全率
断面算定とは、部材に作用する外力、生じる変形に対して使用性、損傷性、安全性が建築基準法の規定を満足するような「部材断面の諸性能」を決めることです。簡単に言えば、柱や梁の断面の大きさおよび材質などを決めることです。断面算定の詳細は下記をご覧ください。
混同しやすい用語
断面検定と断面算定
断面検定は既に決まった断面に対して安全性(検定比)を確認する計算、断面算定は作用外力に対して必要な断面寸法・材質を決める計算。目的が「確認」か「決定」かで異なります。
検定比と安全率
検定比は応力度÷許容応力度(または応力÷耐力)で求め、1.00未満で安全を示します。安全率は降伏強度を低減するための係数であり、許容応力度の算出に使います。
許容応力度と設計応力度
許容応力度は材料が許容できる応力度の上限値、設計応力度は部材断面に実際に生じる応力度。断面検定ではこの2つを比較して検定比を求めます。
今回は断面検定について説明しました。断面検定とは、部材の耐力や許容応力度等に対して、応力、応力度等による余裕を確認する計算です。断面検定により得られる値を検定比といいます。断面算定、検定比も勉強しましょう。下記をご覧ください。
検定比とは?1分でわかる意味、求め方、部材検定比と荷重、安全率
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
断面検定に関する問題は建築士試験の構造分野で出題されます。定義と計算の両面から理解しておきましょう。
試験では断面積・断面二次モーメント・断面係数などの断面性能の計算と使い分けが出題されます。
断面形状(長方形・円形・H形鋼等)ごとの計算式と、曲げ・たわみへの影響を理解しましょう。