【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
強度抵抗型とは、地震に対して建物の強度を高めて抵抗するような設計法のことです。一方、建物の靭性(粘り強さ)を高める設計法を、靭性指向型といいます。今回は強度抵抗型の意味、鉄筋コンクリート造との関係、靭性指向型との関係について説明します。強度抵抗型、靭性指向型は構造計算ルートが関係します。詳細は下記も参考になります。
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
強度抵抗型とは、地震に対して建物の強度を高めて抵抗するような設計法です。例えば、鉄筋コンクリート造で、耐震壁の多い構造形式は「強度抵抗型」です。一方、建物の靭性を高めて地震力を吸収するような設計法を、靭性指向型といいます。靭性の意味は、下記が参考になります。
強度抵抗型、靭性指向型のどちらを選択するかは、建物規模などで変わります。建物の規模に応じて変わる構造計算の手法を、構造計算ルートといいます。詳細は、下記が参考になります。
簡単にいうと、比較的規模の小さな建物は強度抵抗型とします。建物高さや面積が大きい建物は、靭性指向型とします。強度抵抗型は構造計算ルート1、2、靭性指向型は構造計算ルート3です。
強度抵抗型は、「きょうどていこうがた」と読みます。関係用語の読み方は下記です。
靭性 ⇒ じんせい
靭性指向型 ⇒ じんせいしこうがた
靭性の意味は、下記が参考になります。
鉄筋コンクリート造は、
ラーメン構造
耐震壁付きラーメン構造
壁式構造
等の構造形式があります。上記の中でも、耐震壁付きや壁式構造などは、強度抵抗型に分類されます。耐震壁は、柱と梁に比べて何倍も剛性が高いです。耐震壁を多く配置した建物は変形量が小さく、高い強度を発揮します。
耐震壁、ラーメン構造の意味は、下記が参考になります。
耐震壁ってなに?すぐに分かる耐震壁の意味と役割、耐力壁との違い
ラーメン構造とは?1分でわかる意味、特徴、由来、メリットとデメリット
強度抵抗型と靭性指向型の違いを下図に示します。
Bが強度抵抗型の建物、Aが靭性指向型の建物です。違いが理解頂けると思います。強度抵抗型は、強度が高く、変形(ひずみ)が小さいですね。靭性指向型の建物は、よく変形するので十分に地震エネルギーを吸収できます。
どちらが良い、という訳ではなく特徴の違いです。
今回は強度抵抗型について説明しました。意味が理解頂けたと思います。強度抵抗型は、建物の強度を高めて地震に抵抗するような設計法です。構造計算ルート1、2の設計法です。一方、靭性指向型は建物の粘り強さを高める設計法です。構造計算ルート3と対応します。下記も併せて勉強しましょうね。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)
有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート