建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME >構造計算の基礎>荷重の計算方法は?3分でわかる計算、式、ニュートンの関係

荷重の計算方法は?3分でわかる計算、式、ニュートンの関係

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


構造力学の問題では「荷重を計算する」ことは少なかったと思います。集中荷重や等分布荷重の値など、荷重の条件は与えられていました。ところが構造計算の実務では、まず初めに「荷重の設定、荷重の計算」が必要です。意匠図、設備図などから荷重条件を整理します。今回は荷重の計算方法、式、ニュートンとの関係について説明します。荷重の種類、意味は下記が参考になります。

荷重とは?1分でわかる意味、読み方、種類、応力との違い

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

LINEで質問したい方はこちら ⇒ 【好評】管理人にLINEで質問してみよう

荷重の計算方法は?式

構造計算の実務では、まず「荷重の設定、計算」を行います。構造力学では、問題に集中荷重や等分布荷重が与えられていたと思います。


実務では、建物に「どのような荷重が作用するのか」「荷重の形態(分布荷重または集中荷重)」「荷重の方向」等を考えます。


荷重は建物の質量が大きく関係します。建物に使用する材料が決まっていないと荷重を決定することはできません。よって、建物の設計が終了していない段階で「完璧な荷重」を設定することは難しいため「荷重を仮定」します。


これを仮定荷重といいます。仮定荷重は下記が参考になります。

仮定荷重の決め方

/

とはいえ仮定荷重も適当に決めるのではなく、過去の類似物件や諸条件を考慮して設定します。


下図をみてください。鉄筋コンクリート造の小梁に作用する荷重を考えてみましょう。なおスラブ厚=150mm、スラブ上には仕上げとして600N/m㎡を考慮します。


図 荷重の計算方法


スラブ荷重は、亀の甲(かめのこう)に分割した荷重が小梁に作用すると考えます。亀の甲に切ったスラブ荷重は小梁の両側に作用し、かつ小梁には自重が生じています。よって、小梁に作用する荷重は下図の通りです。


図 小梁に作用する荷重


また床荷重、梁自重は下式で計算します。


床荷重=150×24+600=4200⇒ 4.2kN/㎡

自重=0.3×0.6×24=4.32kN/㎡


上記は荷重の計算のごく一例です。荷重は主に長期荷重と短期荷重があります。荷重の種類、求め方は下記が参考になります。

荷重とは?1分でわかる意味、読み方、種類、応力との違い


特に日本では台風、地震により、建物に水平方向の荷重が作用します。今後、構造設計をする方なら必ず理解したいですね。

地震力の算定方法と、簡単にわかるZ、Rt、Ai、Coの意味

風圧力とは?1分でわかる意味と計算、速度圧と風力係数、受圧面積との関係、風荷重との違い

荷重とニュートンの関係

荷重の単位はニュートンです。建築物に作用する荷重は大きな値になるので


kN


を使うことが多いです。荷重の単位、ニュートンの詳細は下記をご覧ください。

荷重の単位とは?1分でわかる意味、種類、換算、ニュートン、nとの関係

ニュートン単位とは?1分でわかる意味、どれくらいの大きさ、昔の単位、1kg、100gとの関係

まとめ

今回は荷重の計算について説明しました。構造力学の問題では、あらかじめ設定されることが多いですが、実務では荷重の計算から始めます。まずは建物に作用する荷重の種類を理解しましょう。下記が参考になります。

荷重とは?1分でわかる意味、読み方、種類、応力との違い

荷重がかかるとは?1分でわかる意味、加える、荷重が大きい、荷重を与える、加重との違い

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


▼スポンサーリンク▼

▼【好評!】管理人おすすめ▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

建築構造がわかる基礎図解集

noteで学ぶ建築士試験の構造

ゼロから建築士試験の構造を勉強しよう~!

ゼロから学ぶ建築士試験の構造

【好評】LINEで質問!

管理人に質問してみる?

友だち追加

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

【初回資料が今だけ無料!】1日約13円で情報をアップデート!

有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

▼【好評!】管理人おすすめ▼

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 構造計算の基礎 > 荷重の計算方法は?3分でわかる計算、式、ニュートンの関係
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集・図解集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事