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荷重の組み合わせとは、固定荷重、積載荷重、積雪、風圧、地震の荷重の組み合わせです。建築物は、あらゆる状態に対して安全であるべきです。建築基準法では、安全性の検討が必要な「荷重の組み合わせ」について規定しています。今回は、荷重の組み合わせの意味、建築基準法との関係、積雪荷重の扱いについて説明します。
※今回の記事は、長期荷重、短期荷重の違い、積雪荷重など、荷重の記事を読むとスムーズに理解できます。詳細は、下記の記事が参考になります。
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荷重の組み合わせとは、固定荷重、積載荷重、積雪、風圧、地震などの荷重の組み合わせのことです。建築物に考慮する荷重には、下記があります。
固定荷重
積載荷重
積雪荷重
風荷重
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地震荷重
上記の荷重は、単独で作用するものではなく、複合的に作用します。例えば、雪が積もる時期に地震が起きれば、積雪の荷重を考慮すべきです。建築物は、あらゆる荷重に対して安全になるよう設計します。
建築基準法では、長期荷重、短期荷重に分けて、荷重の組み合わせを下図の通り、規定しています。※長期荷重、短期荷重は下記の記事が参考になります。
Gは固定荷重、Pは積載荷重、Sは積雪荷重です。積雪荷重は、普通、短期荷重として考慮します。ただし、多雪区域のみ、積雪荷重を長期荷重として考慮します。多雪区域は下記の記事が参考になります。
短期荷重の組み合わせを下図に示します。
Wは風荷重、Kは地震荷重です。
荷重の組み合わせは、建築基準法施行令82条1項二号に規定されます。本規定の荷重の組み合わせに対して、安全であることを確認します。
よって、「津波荷重」は考慮する必要は無いです。また、暴風時と地震時を同時に考慮しなくても良いです。
荷重の組み合わせでは、積雪荷重の扱いが大切です。特に、多雪区域では「積雪荷重」を長期時、暴風時、地震時にも考慮します。
長期荷重では、積雪荷重の0.7を固定荷重として考慮します。暴風時、地震時では、積雪荷重の0.35倍を考慮します。
多雪区域では、積雪荷重が「積雪時以外にも影響する」と覚えてくださいね。
今回は荷重の組み合わせについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。荷重の組み合わせは、固定、積載、積雪、暴風、地震時の荷重の組み合わせです。建築基準法では、「どのような荷重の組み合わせ」を考えるか覚えてくださいね。構造計算の基本です。また、各荷重の内容も理解しましょう。下記の記事が参考になります。
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