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片持ちバルコニーとは|長さの目安・断面設計と片持ち梁との関係を解説

この記事の要点

バルコニーの設計で「どのくらいの出寸法まで片持ちで大丈夫か」という質問はよく受ける。梁せいの10倍程度が目安とされるが、たわみと応力の両方を確認しなければならない。

この記事では片持ちバルコニーの意味・長さの目安・断面設計の考え方・片持ち梁のたわみとの関係を解説する。

普通、バルコニーは片持ち部材で支持するので、単に「バルコニー」ともいいます。

この記事では、片持ちバルコニーとは何か、長さの限界はどれくらいか、片持ち梁との関係を整理します。

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片持ちバルコニーとは、片持ち部材で支持されたバルコニーのことです。

普通、バルコニーは片持ち部材で支持するので、単に「バルコニー」ともいいます。

今回は、片持ちバルコニーの意味、バルコニー長さの限界、バルコニー断面、片持ち梁との関係について説明します。

※片持ち梁、片持ちスラブについては下記の記事が参考になります。

片持ち梁とは?固定端・自由端・曲げモーメント・たわみをわかりやすく解説

片持ちスラブとは?長さ・厚さの基準・変形増大係数16の計算を解説

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片持ちバルコニーとは?

片持ち部材で支持されたバルコニーを、片持ちバルコニーといいます。ただし、バルコニーは、片持ち部材で支持することが普通です。よって単に「バルコニー」ともいいます。バルコニーを設けることで、下記の効果があります。


屋外スペースができる。

窓から見下ろしたとき、視覚的な安心感がある


バルコニーから洗濯物を干す方、家庭菜園を行う方は多いですよね。バルコニーを設けることで、屋外スペースができます。


また、窓から地面を見下ろしたとき、バルコニーが地上の視界を遮るので安心感があります。例えば、バルコニー無しで10階から地上を見下ろしたとき、危なく感じますよね。バルコニーがあるお陰で、窓際にソファを置いてリラックスできます。


もちろん、誤って窓から転落することも減るでしょう。分譲、賃貸に限らず、マンションにはほとんど片持ちバルコニーが設置されています。

片持ちバルコニーの長さの限界

片持ちバルコニーの長さは1.5~2.0m程度が一般的です。2mを超える片持ちバルコニーは、構造的にデメリットが多いです。不可能では無いですが、長さを大きくするだけ不合理となります。

片持ちバルコニーの断面

マンションの片持ちバルコニーは、「片持ちスラブ」という部材で支持します。片持ちスラブの厚みは、


片持ち長さの1/10


とします。例えば、片持ち長さが2000の場合、スラブ厚は200mmです。

片持ちバルコニーと片持ち梁との関係

片持ちバルコニーは、片持ちスラブで支持します。ただ、片持ち梁でバルコニーを支持する方法もあります。片持ち梁で支持した方が、安定性が高いです。片持ち長さを大きくすること、スラブ厚を薄くすることが可能です。


片持ち梁の関係は、下記が参考になります。

片持ち梁とは?固定端・自由端・曲げモーメント・たわみをわかりやすく解説

混同しやすい用語

片持ちスラブ

一端が固定され他端が自由な板状の床部材で、バルコニーの支持に使われる。

スラブ厚は片持ち長さの1/10程度が目安。

片持ち梁

一端が固定され他端が自由な棒状の部材。

片持ちスラブの代わりにバルコニーを支持することで、より長いスパンや薄いスラブが可能になる。

バルコニー

建物の外壁から張り出した屋外スペースのこと。

片持ち部材で支持するのが一般的で、長さの上限は1.5〜2.0m程度が標準とされる。

片持ちバルコニーを整理した表を示します。

項目内容備考
片持ちバルコニー片持ち部材で支持されたバルコニー単に「バルコニー」とも呼ぶ
バルコニー長さの目安スラブ厚の12〜15倍程度が限界長いほどたわみ・振動に注意
支持方法片持ち梁または片持ちスラブで支持固定端での断面設計が重要

まとめ

今回は片持ちバルコニーについて説明しました。

意味が理解頂けたと思います。

片持ちバルコニーとは、片持ち部材で支持するバルコニーです。

単にバルコニーともいいます。

片持ち部材の特徴を覚えてくださいね。

特に、片持ちスラブ、片持ち梁は理解しましょう。

下記の記事を併せて参考にしてくださいね。

片持ち梁とは?固定端・自由端・曲げモーメント・たわみをわかりやすく解説

片持ちスラブとは?長さ・厚さの基準・変形増大係数16の計算を解説

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ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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