この記事の要点
床版とは、人や物の重さを支える床のことです。
似た用語で床板がありますが、床版と異なる意味、読み方です。
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床版とは、人や物の重さを支える床のことです。似た用語で床板がありますが、床版と異なる意味、読み方です。今回は、床版の意味、読み方、種類、橋梁との関係、コンクリートと床版の関係について説明します。※なお、鉄筋コンクリートの床版を、建築ではスラブといいます。スラブについては下記の記事が参考になります。
スラブってなに?現役設計者が教えるスラブの意味と、特徴、役割
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床版とは、人や物の重さを支える床(ゆか)のことです。建築では、鉄筋コンクリートの床版を「スラブ」ともいいます。スラブについては下記の記事が参考になります。
スラブってなに?現役設計者が教えるスラブの意味と、特徴、役割
床版は鉄筋コンクリートに限らず、鋼製、合成(鋼製とRC製を組み合わせたもの)、プレキャスト、プレストレスなど様々な種類があります。
床版は構造的な部材、と考えてください。
床版は「しょうばん」と読みます。実務では一般的に使う用語なので、覚えましょう。また床板は、「ゆかいた」です。床版と床板では意味も読み方も全く違います。下記に整理しました。
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建築で使う床版の種類は下記があります。
RC床版はスラブのことです。鋼製床板は、デッキプレートともいいます。スラブの型枠となるフラットデッキとは違い、人や物の重量を支えることが可能です。※フラットデッキについては下記の記事が参考になります。
合成床版は、デッキプレートとスラブを組み合わせた床版です。スラブ(RC床版)に比べ、耐力が大きいので厚みを薄くできます。
PC床版とは、プレストレスをいれたプレキャスト床版のことです。プレストレスを入れることで、ひび割れ低減、曲げ耐力の向上を図ります。またプレキャスト製品なので、工場で製作したものを現場で搬入して使います。施工的なメリットがある床版です。
橋梁の桁上にある床を「床版」といいます。建築と同様に、橋梁の床板もいくつか種類があります。ただし、橋梁は人だけでなく「車」が通行するので、建築の床版よりも耐力が必要です。
建築で最も一般的な床版は、鉄筋コンクリート製です。これをスラブといいます。※スラブについては下記の記事が参考になります。
スラブってなに?現役設計者が教えるスラブの意味と、特徴、役割
建築物の床版は、歩行性や遮音性、耐火性など構造的な要件以外の条件を満たす必要があります。それらの条件を満たすスラブが最も普及しています。
混同しやすい用語
床版(しょうばん)
人や物の重さを支える構造的な床のこと。RCスラブ・鋼製床版・合成床版・PC床版などの種類がある。
床板(ゆかいた)
フローリングなど木製の仕上げ材の板のこと。構造体ではなく仕上げ材であり、床版(しょうばん)とは読み方も意味も異なる。
スラブ(RC床版)
鉄筋コンクリート製の床版。建築で最も一般的な床版で、床版(しょうばん)の一種。遮音性・耐火性にも優れる。
床版を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| RC床版(スラブ) | 鉄筋コンクリートで作られた床版 | 建築物の床に最も多く使用 |
| 鋼床版 | 鋼板で作られた床版。橋梁に使用 | 軽量・高強度 |
| 合成床版 | 鉄骨と鉄筋コンクリートを合成した床版 | 型枠兼用デッキプレート |
今回は床版について説明しました。床版の意味が理解頂けたと思います。床版の種類、床版の意味を理解してください。建築物に使う床版は、鉄筋コンクリート造がほとんどです。下記の記事も併せて参考にしてくださいね。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
床版に関する問題は建築士試験の構造分野で出題されます。定義と計算の両面から理解しておきましょう。
試験ではスラブの支持条件(1方向・2方向スラブ)・配筋・有効スパン・スラブ厚が問われます。
スラブの設計では「短辺と長辺の比(2:1以下で2方向スラブ)」という判定基準を理解しましょう。