この記事の要点
構造図の自動生成のメリット、デメリット、CADロボの評判について紹介します。
構造図の作成は、構造設計者にとって案外手間です。また、構造計算書と構造図を相互に修正する間に不整合が起きます。いかに不整合を少なくするかが構造設計者の方の悩みでしょう。
この記事では、構造図の自動生成とは何か、メリットとデメリット、CADロボの特徴と評判を整理します。
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構造図の作成は、構造設計者にとって案外手間です。また、構造計算書と構造図を相互に修正する間に不整合が起きます。いかに不整合を少なくするかが構造設計者の方の悩みでしょう。
私は実際に、構造図の自動生成をしてみてメリットとデメリットを感じました。今回は、構造図の自動生成のメリット、デメリット、CADロボの評判について紹介します。構造図の意味は、下記が参考になります。
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構造図の作成は、構造設計者にとって案外手間です。また、構造計算書と構造図が、不整合の無いように訂正するのも面倒です。
設計は常に変更が起きます。変更のたびに、計算書と図面を直すうちに、計算と図面の間で不整合が発生します。このケアレスミスが大問題になるため、細心の注意で両者を整合させる必要があります。
この問題を解決する1つの方法が、
構造図の自動生成(自動化)
です。これまで構造図の自動生成ソフトはいくつかあります。一貫計算プログラムの計算結果を読み込んで、伏図・軸組図・部材リスト図を作成する、というものです。
いま構造図の自動生成ソフトで有名なのが、後述する「CADロボ」だと思います。部材リスト、伏図、軸組図を自動生成するソフトで、なんと無料ダウンロードが可能です。
私も実際に、構造図の自動生成ソフトを使ったことがあります。メリットとデメリットをいくつか感じたので紹介します。
・雑詳細図がかけない
・細かい部材に対応できない
・文字の位置、文字の大きさ、フォントなど微妙な調整が必要
・計算を訂正する度に、自動生成するのが面倒
私が使ったソフトでは、細かい部材への対応がまだまだでした。柱、大梁は、当然図面に描いてくれますが、胴縁や母屋といった細かい部材が省略されています。構造図の自動生成ソフトは、計算結果を元に生成しています。
よって、一貫計算プログラムで計算しない部材は、図面にも描かれません。当然、雑詳細図も描けませんね。
また、いつも自動生成ソフトのデフォルトの文字フォントや大きさ、位置に少し違和感がありました。
最後のデメリットは、自動生成ソフトを使うならしょうがないですね。自分で訂正するよりも早い場合、遅い場合があります。簡単な訂正なら、CADから直した方が早いです。
・時間の省力化につながる
・計算結果を読み込むだけで自動生成されるので、不整合が無い
上記の2点は、構造設計をする上で大きなメリットだと感じました。当然ですが、自動生成されるので時間の省力化につながります。特に部材リスト図(鉄筋コンクリート部材の場合)の作成は、かなり時間短縮につながったと思います。
また、計算結果を読み込むだけで自動生成されます。計算結果との不整合がありません。この2点のメリットは、デメリットを上回ると感じました。
構造図の自動生成ソフトであるCADロボの評判を調べました。
CADロボのHPをみると、
「基本設計図面はCADロボにお任せ」
「図面作業に対する負担が無くなり、図面を作成するスピードが変化しました」
と、良い評判です。使い易そうなソフトだと思います。
また、CADロボは無料ダウンロードが可能なので、気軽に使ってみましょう。
混同しやすい用語
構造図(こうぞうず)
建物の構造部材の配置や断面を示す設計図面です。
構造計算書とは異なり、施工のための図面を指します。
一貫計算プログラム
建物全体の構造計算を一括で行うプログラムです。
構造図の自動生成ソフトとは異なりますが、計算結果を連携させることができます。
構造計算書
構造計算の過程と結果をまとめた書類です。
構造図(図面)と整合させる必要がありますが、別々に作成されるため不整合が起こりやすいです。
構造図の自動生成を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| メリット | 時間の省力化・計算結果との不整合なし | 部材リスト図の作成に特に有効 |
| デメリット | 雑詳細図不可・細かい部材未対応 | 文字位置等の微調整が必要 |
| 代表ソフト(CADロボ) | 伏図・軸組図・部材リスト図を自動生成 | 無料ダウンロード可能 |
今回は構造図の自動生成について説明しました。
構造図の作成は案外手間です。
計算書と図面を相互に訂正する流れで不整合が発生します。
これを防ぐ意味でも、構造図の自動生成は有効かなと思いました。
無料ソフトのCADロボも、一度使ってみてはいかがでしょうか。
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