この記事の要点
南海トラフ巨大地震は、内閣府の南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループによる取りまとめられていますが、ここでは沖縄県の地震の揺れ(震度)については言及されておらず地震の揺れは、いわゆる「内地」と比
・沖縄県でも地震による揺れが発生する可能性がある。
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南海トラフ巨大地震(想定マグニチュード9.1)は、内閣府の南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループによる取りまとめられていますが、ここでは沖縄県の地震の揺れ(震度)については言及されておらず地震の揺れは、いわゆる「内地」と比べて小さいことが予想されます。
ただ、南海トラフ巨大地震で沖縄県が揺れないという意味ではなく、
・沖縄県でも地震による揺れが発生する可能性がある。
・震源から離れた沖縄県でも、長周期地震動が発生する可能性がある。
等が言及されています。
また、内閣府が想定するM9.1の大地震では、鹿児島県熊毛郡屋久島町での震度の最大値が5弱(基本的には震度4)です。
鹿児島県熊毛郡屋久島町から沖縄県までは600km以上離れており、南海トラフから離れている分、揺れは小さくなるため、沖縄県では最大でも震度4程度(震度1~4)だと予想します。
内地では震度4程度の揺れは度々起こりますが、沖縄県では珍しく、また、地震による家具の転倒対策等も十分でないため相応の被害が起きるでしょう。
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また、南海トラフ巨大地震による津波については明確に言及されており、沖縄県では地震発生後、最短で約1時間後に津波が襲来すること、最大の津波高さは5mと予想されています。
沖縄県で想定される津波の被害は下記となります。
・沖縄本島北部西海岸では、集落全体が浸水被害を受ける箇所が複数発生。
・沖縄県では最短で地震発生後の1時間程度で1mを超える津波が襲来。広範囲にわたる沿岸域に津波が襲来。
・津波による避難者は最大で約7300人、要救助者は最大で約100人。
混同しやすい用語
震度とマグニチュード
震度は観測地点での揺れの強さを表し、マグニチュードは地震そのもののエネルギーを表します。
沖縄県は南海トラフから遠いため、M9.1の大地震でも震度は4程度と想定されており、マグニチュードと震度の関係を混同しないよう注意が必要です。
長周期地震動と通常の地震動
長周期地震動は震源から遠く離れた地域でも超高層建物などに影響を与える揺れです。
沖縄県は南海トラフから離れているため通常の揺れは小さいですが、長周期地震動の影響は別途考慮が必要です。
津波高さと浸水深の違い
津波高さは津波が陸地に遡上した際の標高、浸水深は地面からの水の深さです。
沖縄県で想定される最大津波高さ5mは標高を基準にした値であり、浸水の実態とは異なる場合があります。
南海トラフによる沖縄の震度と津波を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 沖縄県の想定震度 | 震度1〜4程度 | 内閣府の公式想定には明記なし |
| 最大津波高さ | 5m | 地震発生後最短約1時間で到達 |
| 津波による避難者数 | 最大約7300人 | 要救助者は最大約100人 |
今回は、南海トラフによる沖縄の震度、津波の予想高さについて説明しました。
内閣府の想定では南海トラフによる沖縄での揺れ(震度)は明確に言及されていませんが、震度1~4の揺れへの備えは必要です。
また、津波は広い範囲で1mを超える津波が発生、最大津波高さは5mと予想されます。
https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/taisaku/pdf/1_6.pdf
https://www.ogb.go.jp/-/media/Files/OGB/Soumu/bousai/torafu/shiryo1_okinawa_nankaitorafu140401.pdf
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では地域ごとの地震リスクと設計地震力の関係が出ることがあります。沖縄は南海トラフより琉球海溝の影響を受けやすく、地域別の地震ハザードマップが設計用地震力の設定に反映されています。
建築基準法では地震地域係数Zが地域ごとに定められており、設計用地震力はZで補正されます。Zの値と地域の対応(沖縄等は0.7〜1.0)を整理しておくと、地震力の計算問題に役立ちます。