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地震地域係数とは、地域ごとに設定される係数で、地震力の算定に用います。地震地域係数は0.7、0.8、0.9、1.0の値があります。簡単にいうと、地震の発生する可能性が低い地域は、地震地域係数を小さくできます。今回は、地震地域係数の意味、一覧、沖縄、東京都、名古屋、静岡の値について説明します。※今回の記事は、地震力の算定法を勉強するとスムーズに理解できます。下記が参考になります。
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地震地域係数は、地域ごとに設定される係数の1つで、地震力の算定に必要です。地震地域係数は、建設告示1793号に規定されます。※地震力の算定は、下記が参考になります。
地震地域係数を簡単にいうと、「地震の起きやすい地域、起きにくい地域」に応じて、地震力を低減できる係数です。例えば、沖縄県の地震地域係数は「0.7」です。一般的な地域に比べて、地震力を「0.7倍」できます。
地震地域係数は、過去の地震記録等を元に、統計的な処理、工学的判断を加えて定めています。地震が起きにくい地域ほど、地震地域係数は小さい値です。地震が起きやすい地域(一般的な地域)の地震地域係数は、1.0です。
地震地域係数は、各地域に応じて下記の値を使います。
0.7
0.8
0.9
1.0
地震地域係数の値は0.7、0.8、0.9、1.0があります。各地域に応じて、地震地域係数が規定されます。各地域の地震地域係数を一覧で示します。
地震地域係数が0.9の地域を下図に示します。
上記のように、北海道、中国地方、四国地方などが該当します。
地震地域係数0.8の地域を下図に示します。
九州地方でも、地震地域係数の低減がありますね。
地震地域係数0.7の地域を下図に示します。
沖縄が、最も地震地域係数の値が小さいですね。
沖縄県の地震地域係数は、
0.7
です。地震力を3割も低減できます。ただ、地震力を低減しすぎることは注意が必要です。
東京都、名古屋市、静岡の地震地域係数は、
1.0
です。地震が起きやすい地域のため、地震地域係数による低減は無いです。
福岡県で0.8、岡山県で0.9の地震地域係数です。ただ、同様に0.8の熊本県で、2016年に大地震が起きました。
地震地域係数が小さいからといって、大きな地震が起きないわけでは無い(大地震の可能性もある)ことを覚えてくださいね。
2016年の熊本地震をきっかけに、前述した地震地域係数は、今後見直しの可能性もあるでしょう。
今回は、地震地域係数について説明しました。意味が理解頂けたと思います。地震地域係数は、各地域に規定された係数です。地震力の算定に必要です。まずは、地震力の計算法を覚えてくださいね。下記も併せて参考にしてください。
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