この記事の要点
震度6弱と震度6強は、気象庁震度階級による「地震の揺れの大きさ」を表しています。
計測震度が5.5以上6.0未満は震度6弱、6.0以上6.5未満が震度6強です。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
震度6弱(しんどろくじゃく)と震度6強(しんどろくきょう)は、気象庁震度階級による「地震の揺れの大きさ」を表しています。計測震度(観測地点で計測した加速度を元に求めた揺れの強さ)が5.5以上6.0未満は震度6弱、計測震度6.0以上6.5未満が震度6強です。同じように感じるかもしれませんが、震度6強になると「立っていることができず、はわないと動くことができない揺れ」と表現されます。
今回は震度6弱と震度6強の違い、どの位の揺れか、マンション、計測震度との関係について説明します。計測震度と震度階級の関係は下記が参考になります。
震度階とは?1分でわかる意味、計測震度、段階、加速度、galとの関係
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
震度6弱と震度6強の揺れの違いを下記に示します。これは気象庁震度階級による「地震時の人の体感・行動」です。
震度6弱 ⇒ 立っていることが困難になる
震度6強 ⇒ 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある
震度6弱と震度6強は同じように感じるかもしれませんが、上記を見ても「揺れの大きさがかなり違う」と理解頂けると思います。
また、震度6弱と震度6強の屋内の状況、屋外の状況を下表に示します。
| 計測震度 | 震度階級 | 人の体感・行動 | 屋内の状況 | 屋外の状況 |
| 5.5≦<6.0 | 6弱 | 立っていることが困難になる | 固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある。ドアが開かなくなることがある | 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある |
| 6.0≦<6.5 | 6強 | 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある | 固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる | 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物が多くなる。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる |
震度6弱や震度6強は「揺れの大きさ」を表すのですが、地震の揺れの計測値に基づく震度(計測震度)と対応しています。計測震度は下式で算定します。aは加速度です。
I=2loga+0.94
震度6弱と震度6強、計測震度の関係を下記に示します。
震度6弱 ⇒ 計測震度で5.5以上6.0未満
震度6強 ⇒ 計測震度6.0以上6.5未満
計測震度の詳細は下記も参考になります。
震度階とは?1分でわかる意味、計測震度、段階、加速度、galとの関係
一般的に、適切な構造設計がなされた構造物は震度6強の地震に対して「倒壊しないように」設計されています。建物が倒壊しなければ「人命は確保できる」という考え方です。
逆に言うと、震度6強の地震が起きた場合、建物が倒壊しないまでも「損傷すること」は許容しています。マンションの柱や梁、壁に「亀裂やひび割れ」が入るとビックリすると思いますが、震度6強の地震に対しては想定内の出来事といえます。
また、建物の構造設計は専門的な知識を有した「構造設計者」により行われています。構造設計者が関わる建築物は、基本的には中・大規模な建築物です。
木造の戸建て住宅では構造設計する義務がない(~2020年)ので、全ての木造住宅が震度6強に耐えられるのか正直わかりません。
混同しやすい用語
震度6弱 vs 震度6強
震度6弱(計測震度5.5以上6.0未満)は「立っていることが困難」な揺れで、震度6強(計測震度6.0以上6.5未満)は「立っていることができず、はわないと動けない」より強い揺れです。同じ「震度6」でも揺れの大きさに明確な差があります。
震度 vs 計測震度
震度は気象庁が発表する地震の揺れの大きさを表す指標(0〜7の10段階)で、計測震度は観測地点での加速度から算定した数値(連続値)です。計測震度から震度階級が決まります。
今回は震度6弱と震度6強の違いについて説明しました。震度6弱は「立っていることが困難になる」ような、揺れです。震度6強は「立っていることができず、はわないと動くことができない」ので、揺れの大きさがかなり違いますよね。下記も併せて勉強しましょう。
震度階とは?1分でわかる意味、計測震度、段階、加速度、galとの関係
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
震度6弱と震度6強の違いは?どのくらいの揺れに関する問題は建築士試験の構造分野で出題されます。定義と計算の両面から理解しておきましょう。
震度6弱と震度6強の違いは?どのくらいの揺れの定義・適用条件・計算式は建築士試験の構造分野で出題される基本事項です。
用語の定義を正確に理解したうえで、関連する規準・法令との関係を整理することが大切です。