この記事の要点
垂直ひずみとは、荷重を受けた部材の長さ方向の変形量ΔLを、元の長さLで割った値です(ε=ΔL/L)。引張で伸びる場合は正、圧縮で縮む場合は負になります。
応力σとひずみεはヤング率E(弾性係数)で結ばれ、σ=E×εで計算します。鉄骨ではE=205,000N/mm²(205GPa)です。構造計算では変形量の確認(たわみ・伸び)にひずみの考え方を使います。
引張ひずみ度と圧縮ひずみ度を合わせて垂直ひずみ度といいます。
この記事では、垂直ひずみ度とは何か、公式はどう求めるのか、引張ひずみ度と圧縮ひずみ度の関係を整理します。
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垂直ひずみ度(すいちょくひずみど)は、垂直方向の荷重による伸び(又は縮み)と、部材の元の長さとの比率です。
引張ひずみ度と圧縮ひずみ度を合わせて垂直ひずみ度といいます。
今回は垂直ひずみ度の意味、公式、単位、ひずみ、応力との関係について説明します。
ひずみ、圧縮ひずみの意味は、下記が参考になります。
ひずみ・ひずみ度とは?意味・公式(ΔL/L)・単位・応力との関係を解説
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垂直ひずみ度(すいちょくひずみど)とは、垂直方向の荷重による伸び(又は縮み)と、部材の元の長さとの比率です。下式で計算します。
ε=ΔL/L
εはひずみ、ΔLは外力による伸び、縮み、Lは部材の元の長さです。ひずみ、伸び、縮みの意味は下記が参考になります。
ひずみ・ひずみ度とは?意味・公式(ΔL/L)・単位・応力との関係を解説
一様伸びとは?1分でわかる意味、破断伸び、全伸びの意味、計算式
下図をみてください。これが垂直方向の外力です。垂直方向の力が作用するとき、部材は伸び・縮みしますね。
また、垂直方向の荷重には、
圧縮力
引張力
があります。圧縮力、引張力の意味は下記が参考になります。
圧縮応力とは?意味・求め方・記号σc・軸方向圧縮応力度との違いを解説
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圧縮力によるひずみ度は圧縮ひずみ度、引張力によるひずみ度は引張ひずみ度です。引張ひずみ度、圧縮ひずみ度の意味は下記が参考になります。
ひずみ・ひずみ度とは?意味・公式(ΔL/L)・単位・応力との関係を解説
垂直ひずみ度の公式は下記です。
ε=ΔL/L
εはひずみ、ΔLは外力による伸びまたは縮み、Lは部材の元の長さです。ひずみ、伸び、縮みの意味は、下記が参考になります。
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垂直ひずみ度の単位は、無次元数(単位が無い)です。無次元数の意味は、下記が参考になります。
無次元数とは?意味・単位・種類(レイノルズ数など)・無次元量との違いを解説
混同しやすい用語
たわみ
たわみは部材全体の変位量で、ひずみは単位長さあたりの伸び縮みです。
計算式と意味が異なります。
応力度
応力度はひずみにヤング係数をかけた値(σ=Eε)で、ひずみ(ε=ΔL/L)は無次元量です。
垂直ひずみ度を整理した表を示します。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 垂直ひずみ度の公式 | ε=ΔL/L | 無次元数(単位なし) |
| 引張ひずみ度 | 引張力による伸びのひずみ | 正の値で表す |
| 圧縮ひずみ度 | 圧縮力による縮みのひずみ | 負の値で表す |
今回は垂直ひずみ度について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
垂直ひずみ度は、垂直方向の外力によるひずみです。
垂直ひずみ度の種類として、圧縮ひずみ度と引張ひずみ度があります。
作用する垂直方向の力(圧縮力、引張力)の種類に応じて変わります。
下記の記事も併せて勉強しましょうね。
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
試験では垂直ひずみ度 ε=ΔL/L の計算と、フックの法則 σ=Eε(E=ヤング係数)がセットで出ます。
「応力度σを求め、ε=σ/Eでひずみを算出し、変形量ΔL=εLを求める」という3ステップを習得しましょう。
せん断ひずみ度γ(横方向変位/高さ)との違いも押さえておきましょう。
縦ひずみεと横ひずみε'の比がポアソン比ν=ε'/εで、コンクリートは約0.2、鋼材は約0.3が目安です。