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外端は、梁の端部外側を意味します。内端は、梁の端部内側のことです。鉄筋コンクリート造の梁は、配筋を外端、内端、中央で分けます。
配筋をこのように分けることは、コスト的、構造的にも重要です。よって、外端と内端の正しい意味を理解する必要があります。
今回は、外端と内端の意味、読み方、梁の端部と連続梁の応力について説明します。
外端とは、梁の外側に位置する端部です。下図をみてください。2スパンの連続梁です。
外端とは、赤丸箇所を意味します。梁の端部で外側なので、「外端」です。
次に内端とは、梁の内側の端部です。下図の赤丸箇所が「内端」を意味します。
例えば、複数スパンの連続梁の場合、ほとんどが内端です。1スパンに対して、外端は必ず2箇所となります。
では、下図のY方向スパンの梁はどうでしょうか。この場合、内端はありません。また両端部とも外端といえますが、
外端や内端と区別する必要がないので、図面上は単に「端部」とも描きます。
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梁の端部は、前述したように「外端」「内端」「中央」に分けられます。理由は、各箇所で応力が異なるからです。
例えば、2スパン連続梁の応力は、真ん中の支持端で最も応力が大きくなります(長期時の応力)。
よって内端上端部の配筋が多く必要です。次に、中央下端に多く鉄筋を要します。一方、中央上端、外端下端などは応力が小さいので、鉄筋量も減ります。
※上端、下端については下記が参考になります。
上端筋とは?1分でわかる意味、読み方、スラブ筋の上端筋と下端筋
また、地震時の応力を考えると外端にも大きな応力が作用します。階数が大きな建物では、むしろ外端に多くの鉄筋が入ることもあります。
このように、応力に応じて鉄筋量は増減させるべきで、合理的な設計が可能になります。
外端と内端の読み方は下記です。
外端 がいたん
内端 ないたん
今回は、外端、内端について説明しました。外端は、梁の端部外側を意味します。内端は、梁の端部内側のことです。
特に鉄筋コンクリート造では、外端、内端を使い分けることで構造的、コスト的に合理的な設計となります。
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