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最小かぶり厚さとは?1分でわかる意味、柱、壁のかぶり厚さ、設計かぶり厚さとの違い

最小かぶり厚さは、鉄筋コンクリート部材が必ず満足すべき「かぶり厚さ」です。最小かぶり厚さを順守しないと、建築基準法違反になります。なお、設計かぶり厚さは、最小かぶり厚さに+10mmした値です。構造設計時には、施工誤差を考慮して設計かぶり厚さを用います。今回は、最小かぶり厚さの意味、柱、壁のかぶり厚さ、設計かぶり厚さとの違いについて説明します。


かぶり厚さの考え方は、下記が参考になります。

鉄筋の「かぶり」ってなに?かぶりと鉄筋コンクリートの耐久性について

最小かぶり厚さとは?

最小かぶり厚さとは、鉄筋コンクリート部材が必ず満足すべき「かぶり厚さ」です。柱、壁、梁など部材毎、土に接する、接しないなどの条件から最小かぶり厚さが規定されます。かぶり厚さの意味は、下記が参考になります。

鉄筋の「かぶり」ってなに?かぶりと鉄筋コンクリートの耐久性について


かぶり厚さは、コンクリート表面から鉄筋までの最短距離です。建築基準法やjass5、標準仕様書などで最小かぶり厚さが規定されます。


鉄筋コンクリート部材は、全ての鉄筋で最小かぶり厚さを満足させる必要があります。これを遵守できない場合、建築基準法違反にとわれます。


似た用語に、「設計かぶり厚さ」があります。設計かぶり厚さは、最小かぶり厚さを+10mmした値です。構造設計時は、施工誤差等を考慮して最小かぶり厚さに+10mmした値で、計算や構造図作成を行います。


最小かぶり厚さの値は、下記が参考になります。

鉄筋の「かぶり」ってなに?かぶりと鉄筋コンクリートの耐久性について

柱、壁の最小かぶり厚さ

柱、壁の最小かぶり厚さを下記に示します(公共工事標準仕様書より)。最小かぶり厚さは、部材の種類だけでなく、屋内と屋外の違い、土に接する・接しない、仕上げあり・無し、などが影響します。


柱(土に接しない、屋内、仕上げあり) 30mm

壁(土に接しない、屋外、仕上げあり) 30mm

柱(土に接しない、屋内、仕上げ無し) 30mm

壁(土に接しない、屋外、仕上げ無し) 40mm

柱(土に接する) 40mm

壁(土に接する) 40mm


繰り返しますが、上記のかぶり厚さは遵守する必要があります。守れなければ、建築基準法の違反が問われます。


なお、柱の最小かぶり厚さとは、「帯筋」に対するかぶりです。主筋と帯筋の関係を思い出してください。主筋は帯筋の内側にありますね。

最小かぶり厚さと設計かぶり厚さの違い

最小かぶり厚さと設計かぶり厚さの違いを、下記に示します。


最小かぶり厚さ ⇒ 鉄筋コンクリート部材が、遵守しなければならないかぶり厚さ。

設計かぶり厚さ ⇒ 最小かぶり厚さに+10mmした値。構造計算、構造図作成時に用いるかぶり厚さ。施工誤差を考慮したかぶり厚さ


最小かぶり厚さを用いて構造設計すると、施工現場で誤差があった場合対応できません。あらかじめ誤差を見込んで設計すれば、不測の事態に対応できます。

まとめ

今回は最小かぶり厚さについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。最小かぶり厚さは、鉄筋コンクリート部材が遵守すべきかぶり厚さです。これを満足しない場合、建築基準法違反に問われます。各部材の最小かぶり厚さ、設計かぶり厚さとの違い、目的を理解しましょう。下記の記事も参考になります。

鉄筋の「かぶり」ってなに?かぶりと鉄筋コンクリートの耐久性について

地中梁(基礎梁)のかぶり厚さは?1分でわかる意味、かぶり厚さ、考え方、Jass5と公共工事標準仕様書との関係


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