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準耐火構造とは?1分でわかる意味、準耐火性能と壁、不燃材料との関係

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準耐火構造は法2条第七号の二に定義されます。壁、柱、床などの構造のうち準耐火性能(通常の火災による延焼を抑制するために当該建築物の部分に必要とされる性能)について技術的基準に適合し、国土交通大臣による構造方法を用いたもの又は国土交通大臣の認定を受けたものです。似た用語に耐火構造があります。


今回は、準耐火構造の意味、準耐火性能、壁、不燃材料との関係について説明します。準耐火建築物、準耐火性能、耐火構造の意味は下記が参考になります。

準耐火建築物とは?1分でわかる意味、要件、イ-1、イ-2、ロ-1との関係

準耐火性能とは?1分でわかる意味、準耐火構造、耐火性能との違い

耐火構造とは?1分でわかる意味、種類、rc、壁、準耐火構造と防火構造との違い

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記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

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準耐火構造とは?

準耐火構造は法2条第七号の二に定義されます。準耐火構造とは、


壁、柱、床などの構造のうち、準耐火性能に適合し、国土交通大臣の定めた構造方法によるか、国土交通大臣の認定を受けたもの


です。また、準耐火性能は


通常の火災による「延焼を抑制するため」に当該建築物の部分に必要とされる性能


です。一方、耐火構造は「倒壊と延焼を抑制するため」と明記があります。耐火構造は火災が終わっても建物は倒壊しませんが、準耐火構造は倒壊の恐れがあります。耐火構造の詳細は下記をご覧ください。

耐火構造とは?1分でわかる意味、種類、rc、壁、準耐火構造と防火構造との違い


準耐火性能に関する具体的な基準は後述しました。準耐火性能の詳細は下記が参考になります。

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準耐火構造の「国土交通大臣の定めた構造方法」とは、告示1358号に規定される方法です。準耐火構造の構造方法の例を下記に示します。詳細は告示をご確認ください。


・間柱及び下地を木材で造り、その両側に厚さ15mm以上のせっこうボードの防火被覆が設けられたもの

・間柱及び下地を不燃材料で造り、かつ、その両側に塗厚さが15mm以上の鉄鋼モルタルで防火被覆が設けられた構造

・間柱若しくは下地を不燃材料以外の材料で造り、かつ、その両側に塗り厚さ20mm以上の鉄鋼モルタル又は木ずりしっくいで防火被覆が設けられた構造


上記のように、準耐火構造の構造方法が具体的に定められています。


また、主要構造部が準耐火構造で、外壁の開口部に所定の防火設備を用いた建築物を、「準耐火建築物」といいます。準耐火建築物の詳細は下記が参考になります。

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準耐火構造と準耐火性能

準耐火構造は、準耐火性能に適合する必要があります。


準耐火性能とは


「通常の火災による「延焼を抑制するため」に当該建築物の部分に必要とされる性能」


です。具体的には、令107条の2、令129条の2の3の1項の一号ロに規定されます。


令107条の2の一号では、通常の火災により火熱が加えられた場合に、加熱開始後、下表にかかげる時間、構造耐力上支障のある変形、溶融、破壊その他の損傷を生じないようにすることが、明記されています。


壁 45分間

柱 45分間

床 45分間

はり 45分間

屋根 30分間

階段 30分間


二号では遮熱性、三号では遮炎性の規定が明記されています。準耐火性能にするには、これらに適合する必要があります。準耐火性能の詳細は下記が参考になります。

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準耐火構造と不燃材料との関係

令109条の3号では、準耐火構造と同等の性能を持つ建築物について規定されます。令109条の3号によると、


準耐火構造=主要構造部である柱及びはりを不燃材料とした構造

準耐火構造=外壁が耐火構造


があります。耐火構造の詳細は、下記が参考になります。

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まとめ

今回は、準耐火構造について説明しました。意味が理解頂けたと思います。準耐火構造は、壁や柱などが準耐火性能に適合し、国土交通大臣による構造方法又は国土交通大臣の認定を受けた構造を用いたものです。準耐火性能の意味、国土交通大臣が定めた構造方法を勉強しましょう。準耐火建築物、耐火構造など下記も参考になります。

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