この記事の要点
防火構造とは、外壁または軒裏の構造のうち防火性能の基準に適合し、国土交通大臣の構造方法または認定を受けた構造(建築基準法第2条第8号)。
防火構造は「延焼の抑制」が目的で外壁・軒裏に求められるのに対し、耐火構造は「倒壊と延焼の防止」が目的で壁・柱などに求められる。
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防火構造(ぼうかこうぞう)とは、建築物の外壁または軒裏の構造のうち、防火性能の基準に適合し、国土交通大臣の構造方法又は国土交通大臣認定をうけた構造です。
防火構造は、建築基準法2条の八号に規定されます。
今回は防火構造の意味、外壁、軒裏との関係、耐火構造との違いについて説明します。
耐火構造、準耐火構造、防火性能の意味は、下記が参考になります。
耐火構造とは?意味・種類と準耐火構造・防火構造との違い(建築基準法の定義)
準耐火構造とは?1分でわかる意味、準耐火性能と壁、不燃材料との関係
防火性能とは|耐火性能・準防火性能との違いと建築基準法の規定
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防火構造とは、
外壁または軒裏の構造のうち、「防火性能」の基準に適合し、国土交通大臣の構造方法又は国土交通大臣認定をうけた構造
です。防火性能とは「建築物の周囲において、発生する通常の火災による延焼を抑制するために、外壁または軒裏に必要とされる性能」です。
防火構造は法2条第八号に規定されます。さらに、
防火性能 ⇒ 令108条
防火構造の構造方法 ⇒ 告示1359号
に明記があります。防火性能の詳細は後述の記事を読んで頂きたいですが、防火性能は
・耐力壁である外壁
・外壁および軒裏
の違いで基準内容が変わります。
防火性能とは|耐火性能・準防火性能との違いと建築基準法の規定
耐火構造、準耐火構造は柱、壁などに求められる性能でしたが、防火構造は「外壁または軒裏」に求められます。また「建築物の周囲で発生する火災による延焼を抑制する」目的があります。
耐火構造、準耐火構造の詳細は下記が参考になります。
耐火構造とは?意味・種類と準耐火構造・防火構造との違い(建築基準法の定義)
準耐火構造とは?1分でわかる意味、準耐火性能と壁、不燃材料との関係
防火構造と耐火構造の性能の違いを下記に示します。
防火構造 ⇒ 建築物の周囲の火災による延焼を抑制すること
耐火構造 ⇒ 火災が終了するまで倒壊および延焼を防止すること
上記の通り、防火構造は延焼を抑制するために、外壁または軒裏に求められる性能です。一方、耐火構造は倒壊と延焼を防止するために、壁や柱などに求められる性能です。両者は全く異なります。
耐火構造の方がより高級な性能が求められます。準耐火構造など下記が参考になります。
準耐火構造とは?1分でわかる意味、準耐火性能と壁、不燃材料との関係
混同しやすい用語
防火構造
外壁または軒裏に求められる構造。
建築物の周囲で発生する火災による延焼を抑制することが目的。
法2条第8号に規定。
耐火構造
壁・柱などに求められる構造。
火災が終了するまで、倒壊および延焼を防止することが目的。
防火構造よりも高い性能が必要。
| 項目 | 防火構造 | 耐火構造 |
|---|---|---|
| 適用箇所 | 外壁・軒裏 | 壁・柱・床・梁・屋根・階段 |
| 主な目的 | 延焼の抑制 | 倒壊および延焼の防止 |
| 要求性能の水準 | 低(延焼抑制) | 高(倒壊・延焼防止) |
今回は、防火構造について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
防火構造は防火性能に適合し、国土交通大臣による構造方法を用いたもの又は国土交通大臣の認定によるものです。
防火性能の意味、防火構造と外壁・軒裏の関係について覚えてくださいね。
下記が参考になります。
防火性能とは|耐火性能・準防火性能との違いと建築基準法の規定
耐火構造とは?意味・種類と準耐火構造・防火構造との違い(建築基準法の定義)
準耐火構造とは?1分でわかる意味、準耐火性能と壁、不燃材料との関係
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
防火構造と耐火構造は混同しやすいですが、「どこに求められるか(外壁・軒裏 vs 壁・柱)」と「目的(延焼抑制 vs 倒壊・延焼防止)」を整理すると覚えやすくなります。
建築士試験の頻出事項です。