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ひずみ硬化とは、鋼材の力学性状の1つです。鋼材が降伏し、応力度が低下した後、応力度が上昇する現象です。今回はひずみ硬化の意味、ひずみ硬化開始点、高張力鋼との関係について説明します。
ひずみ硬化は、鋼材の応力ひずみ線図をみると、よくわかります。応力ひずみ線図、応力やひずみの意味は、下記が参考になります。
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ひずみ硬化とは、鋼材の力学性状の1つです。鋼材は降伏後、応力度が低下します。低下した応力度を維持し、ひずみが進行した後、応力度が上昇します。これがひずみ硬化です。
下図をみてください。降伏棚と呼ばれる範囲から、引張強さまで応力度が上昇していますよね。この現象がひずみ硬化です。
鋼材の引張試験を行うと、ほとんどの場合、ひずみ硬化が見られます。
鋼材はひずみ硬化の後、最大耐力を迎えます。最大耐力の後、鋼材には「くびれ」がみられます。「鋼材のくびれ」とは、他の幅に比べて細くなる部分です。加力を続けるほど、くびれは細くなり、最後は破断します。
鋼材の引張試験と力学性状については、下記の記事も参考になります。
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ひずみ硬化が開始する点を、ひずみ硬化開始点といいます。一般的な鋼材(軟鋼)では、降伏棚から応力度が上昇し始める点が、ひずみ硬化開始点です。
ただし、応力ひずみ線図が「丸屋根型」のように、降伏が明確に表れない鋼材では、降伏直後(0.2%のひずみが生じた時点を、降伏点と考える)にひずみ硬化が起きます。降伏が明確にない鋼材として、高張力鋼があります。下記の記事が参考になります。
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今回はひずみ硬化について説明しました。意味が理解頂けたと思います。ひずみ硬化は、応力度が低下し、ひずみが進んだ後、応力度が上昇する現象です。通常の鋼材では、降伏棚がみられた後、ひずみ硬化が起きます。ひずみ硬化の意味、高張力鋼との関係など理解しましょう。下記の記事も参考になります。
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