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通しダイアフラムとは、柱と大梁を一体化する接合材の1つです。通しダイアフラムは、柱を大梁の上端、下端レベルで切断した位置に設置します。通しダイアフラムと切断した柱、通しダイアフラムと大梁は突合せ溶接にて一体化されます。今回は、通しダイアフラムの意味、内ダイアフラムとの違い、メリット、板厚、材質について説明します。ダイアフラムの詳細は下記が参考になります。
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通しダイアフラムとは、下図に示すダイアフラムの形式の1つです。ダイアフラムとは、柱と大梁を一体化するための厚鋼板(接合材)です。
下図に示すように、通しダイアフラムは柱を大梁の上端、下端レベルで切断した位置に設置します。また、通しダイアフラムと柱、通しダイアフラムと大梁は突合せ溶接により一体化します。
ダイアフラムの形式には
・通しダイアフラム
・内ダイアフラム
・外ダイアフラム
の3種類ありますが、通しダイアフラムが最も一般的な形式です。ダイアフラムの詳細は下記が参考になります。
通しダイアフラムと内ダイアフラムの違いを下図に示します。
内ダイアフラムは、鋼管の内側にダイアフラム(鋼板)を設置するので、施工性や力の伝達が複雑になります。内ダイアフラムの詳細は下記をご覧ください。
通しダイアフラムのメリットは、力の伝達、施工性等、最も単純(シンプル)な点です。よって、前述したように最も一般的なダイアフラムの形式です。
通しダイアフラムの板厚は、慣用的に接合する大梁のフランジ厚の2サイズアップした厚みとします。例えば、大梁のフランジ厚が16mmのとき、通しダイアフラムの板厚は「22mm」です(16mm ⇒ 19mm ⇒ 22mm)。
ただし、厳密にいえば計算による確認(梁フランジの全強度をダイアフラムに伝達できるか)します。通しダイアフラムの計算方法は下記をご覧ください。
また、通しダイアフラムの材質は、板厚方向の割れ性能が大きく改善されたsn400cやsn490cとします。詳細は下記が参考になります。
SN490Cとは?1分でわかる規格、厚さ、重量、特徴、SN490Bとの違い
今回は、通しダイアフラムについて説明しました。通しダイアフラムは最も一般的なダイアフラムの形式です。また、通しダイアフラムは、柱を大梁の上端、下端レベルで切断した位置に設置します。ダイアフラム、内ダイアフラムの詳細など下記も勉強しましょう。
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