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  1. HOME > 鋼構造の基礎 > ワッシャーとは?1分でわかる規格、寸法、向き、順番、役割、スプリング座金

ワッシャー(座金)とは?規格・寸法と向き・順番・スプリング座金との使い分け

この記事の要点

ボルトを締めるとき、必ずと言っていいほど使うのがワッシャーだ。

ただし、種類・向き・順番を間違えると緩み止めの効果が得られなかったり、締め付け面を傷めることがある。

規格と、正しい使い方を整理する。

ワッシャーには表裏があり、面取りした面が外側(ナット側)、平面が内側(締付材側)になるように取り付ける。

スプリングワッシャー(スプリング座金)はバネ形状のワッシャーで、ナットの緩み止めに用いられる。

この記事では、ワッシャーとは何かを整理します。

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ワッシャーとは、ナットと締め付け部材との間に差し込む金具です。また、ワッシャーは座金ともいいます。今回はワッシャーの規格と寸法、向きと順番、役割、スプリングワッシャーについて説明します。なお、座金については下記の記事が参考になります。

ナットとは?種類・寸法の読み方とボルトとの違い・建築鉄骨での使い方

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ワッシャーの規格と寸法(サイズ)

ワッシャーの規格と寸法を下記に示しました。図の寸法記号と併せて確認して下さいね。一般的なワッシャーは「平座金」といいます。また、単に「座金」というと、「平座金」を意味します。

ワッシャーの規格

ワッシャーの寸法

ワッシャーはナットで締め付ける力を分散させる役割があるため、ナットに比べて外径が大きいです。

ワッシャーの役割

ワッシャーはナット、ボルトと併せて使います。ワッシャー無しで締め付けると、ナットが締付部材を傷つけることや、めり込む恐れがあります。よって、ナットと締め付け部材の間にはワッシャーを挟みます。


ワッシャーはナットより外径が大きいので、ナットによる締付力を分散させる効果があります。下図にワッシャーとナット、ボルトの関係を示しました。

ワッシャーとナット

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ワッシャーの向きと順番

ワッシャーには向きがあります。下図をみてください。ワッシャーの片面は、面取りされています。面取りした面が外側で、平部分が内側(締付け材と密着する面)です。

ワッシャーと面取り

見分け方は、光沢です。面取りした面は少し光沢があります。もう片面は、光沢がなくマットな印象を受けるので慣れると判別できるでしょう。


私は学生の頃、実験で高力ボルトの締め付けを行っていました。ナットの向き、ワッシャーの向きを間違えると実験結果に影響するので注意しましたね。


さて、ボルト、ナット、ワッシャーは次の順番で取り付けます。

スプリングワッシャー(スプリング座金)とは?

スプリングワッシャーとは、バネ形状になったワッシャーです。主にナットの緩み止めなどで使うワッシャーです。

混同しやすい用語

スプリングワッシャー平座金(ワッシャー)は、どちらもボルト・ナットとともに使う金具ですが、形状と目的が異なります。

平座金は締付力を分散させるために使い、スプリングワッシャーはナットの緩み止めを目的とするバネ形状の座金です。

試験では「座金=平座金」と覚え、スプリングワッシャーは別物として区別しましょう。

ワッシャーの種類と特徴を整理した表を示します。

種類形状主な用途
平座金(ワッシャー)平板リング形状締付力の分散・部材保護
スプリングワッシャーバネ形状ナットの緩み止め
取付向き面取り面が外側(ナット側)平面が締付材と密着

まとめ

今回はワッシャーについて説明しました。

ワッシャーの意味が理解頂けたと思います。

ワッシャーには裏表があります。

高力ボルトを締めつけるとき注意してくださいね。

ワッシャーと併せて、ナットや高力ボルトの特徴についても理解してください。

下記の記事が参考になります。

高力ボルトってなに?よくわかる高力ボルトの種類と規格、特徴

ナットとは?種類・寸法の読み方とボルトとの違い・建築鉄骨での使い方

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理解度チェック

Q.

ワッシャー(座金)とは何で、どんな役割がありますか?

答えを見る

ナットと締め付け部材との間に差し込む金具で、座金ともいいます(一般的なものは平座金)。ナットより外径が大きく締付力を分散させる役割があり、ワッシャーなしで締め付けるとナットが締付部材を傷つけたりめり込む恐れがあります。

Q.

ワッシャーの向き・順番と、スプリングワッシャーは?

答えを見る

ワッシャーには向きがあり、面取りした面(光沢がある)が外側(ナット側)、平部分が内側(締付材と密着する面)です。取り付け順はボルトにワッシャー→締付材→ワッシャー→ナットの順です。スプリングワッシャーはバネ形状の座金でナットの緩み止めに使い、平座金(締付力の分散)とは目的が異なります。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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