この記事の要点
高力ボルトは引張強度約1000N/mm²で摩擦接合に使い、普通ボルトは240~620N/mm²で支圧接合に使う。接合方式が根本的に異なる。
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高力ボルトと普通ボルトの違いは「引張強度」です。高力ボルトは大きな引張強度(1000N/mm2)で、普通ボルトの引張強度は普通程度(240~620N/mm2)です。今回は、高力ボルトと普通ボルトの違い、見分け方、高力ボルト接合と普通ボルト接合の違いについて説明します。高力ボルト、中ボルトの詳細は下記が参考になります。
中ボルトとは?1分でわかる意味、規格、強度区分、戻り止め、高力ボルトとの違い
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高力ボルトと普通ボルトの違いを下記に示します。
・高力ボルト ⇒ 引張強度の大きな(1000N/mm2)ボルト
・普通ボルト ⇒ 引張強度が普通程度(240~620N/mm2)のボルト
上記の通り、高力ボルトと普通ボルトの大きな違いは引張強度の違いです。高力ボルトの方が普通ボルトと比べて大きな引張強度を有しており、高力ボルトに大きな軸力を導入して締め付けても問題ありません。締め付ける力が大きいと、接合部はよりかたく、強くなるため、より大きな荷重や応力に対応できるため、建築物の構造部材の接合部には通常、高力ボルトを用います。
高力ボルトと普通ボルトの見分け方ですが、高力ボルトであるF10TやS10Tにはボルトの頭に「F10T、S10T」と印字があるのですぐにわかります。高力ボルト、中ボルトの詳細は下記が参考になります。
中ボルトとは?1分でわかる意味、規格、強度区分、戻り止め、高力ボルトとの違い
高力ボルト接合と普通ボルト接合の違いを下記に示します。
・高力ボルト接合 ⇒ 高力ボルトによる接合は、摩擦接合です。高力ボルトに大きな軸力を導入し(締め付け)て、接合材の接触面に強力な摩擦力を発生させます。この摩擦力が応力に抵抗します。
・普通ボルト接合 ⇒ 中ボルトによる接合は、支圧接合を想定します。中ボルトは引張強度が小さく大きな力でボルトの締め付けができません。そのため、接合材の接触面に生じる摩擦力は比較的小さいため、接合部がすべり、中ボルトとボルト孔が接触することで、接合部孔の支圧力により応力に抵抗します。摩擦接合、支圧接合の詳細は下記が参考になります。
混同しやすい用語
中ボルト
中ボルトは普通ボルトの別称で、支圧接合を想定する点が高力ボルトの摩擦接合とは異なる。同じ「ボルト接合」でも接合メカニズムが全く違うため注意が必要。
今回は、高力ボルトと普通ボルトの違いは「引張強度」です。高力ボルトは大きな引張強度(1000N/mm2)で、普通ボルトの引張強度は普通程度(240~620N/mm2)です。高力ボルト、中ボルトの詳細など下記も勉強しましょう。
中ボルトとは?1分でわかる意味、規格、強度区分、戻り止め、高力ボルトとの違い
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
高力ボルト=摩擦接合、普通ボルト(中ボルト)=支圧接合の区別は試験頻出。引張強度の数値とともに接合方式の違いをセットで覚えておこう。