建築学生が学ぶ構造力学

  1. HOME > 鋼構造の基礎 > ss400の降伏点は?1分でわかる意味、jisと実務で使う値の違い、応力、ひずみとの関係

ss400の降伏点は?1分でわかる意味、jisと実務で使う値の違い、応力、ひずみとの関係

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


ss400の降伏点は、245N/m㎡または235N/m㎡以上とjisで規定されています。構造計算では、材料強度を235N/m㎡として許容応力度が設定されます。今回は、ss400の降伏点と意味、jisと実務で使う値の違い、ss400の降伏点と応力、ひずみの関係について説明します。


ss400の規格、降伏点の意味は、下記が参考になります。

ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバー

降伏点とは?1分でわかる意味、求め方、SS400の値、単位、引張強さ

100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事

記事を書いた人

ハナダユキヒロ/建築学生が学ぶ「構造力学」

難解な構造力学、建築構造の用語を分かりやすく解説する専門家。高等専門学校在学中から建築学生が学ぶ「構造力学」を運営。その後、国立大学大学院⇒組織設計事務所⇒弊サイト運営に従事している。

著書:「わかる構造力学/工学社」、「わかる構造力学 改訂版/工学社」

LINEで質問したい方はこちら ⇒ 【好評】管理人にLINEで質問してみよう

ss400の降伏点は?

ss400の降伏点はjisで、下記の値が規定されています。


・板厚16mm以下 ⇒降伏強度 245N/m㎡

・板厚16mmを超え40mm以下 ⇒降伏強度 235N/m㎡

・板厚40mmを超え100mm以下 ⇒降伏強度 215N/m㎡


板厚に応じて、降伏点の値が変わる点に注意しましょう。板厚が大きいほど、降伏点は小さくなります。ss400の規格、特徴は下記が参考になります。

ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバー


降伏点とは、材料の塑性化が始まるときの応力(応力度)です。降伏強度や上降伏点ともいいます。降伏点の意味は、下記が参考になります。

降伏点とは?1分でわかる意味、求め方、SS400の値、単位、引張強さ

ss400の降伏点とjis、実務で使う値の違い

ss400の降伏点は、jisでは245N/m㎡が規定されますが、構造設計の実務ではこの値は使いません。鋼材の材料強度、許容応力度は、構造関係技術基準解説書に明記があります。ss400の材料強度F値は、


235N/m㎡


です。F値を元に、長期許容応力度、短期許容応力度が設定されます。材料強度の詳細は、下記が参考になります。

材料強度がわかるたった2つのポイントと、許容応力度の関係


ss400の長期許容応力度 F/1.5=156

ss400の短期許容応力度 F=235


を一般的に使います。短期許容応力度は、前述した「降伏点」に対応する値ですが、jisの規定値とやや異なります。許容応力度の意味は、下記が参考になります。

許容応力度計算が簡単にわかる、たった3つのポイント

ss400の降伏点と応力、ひずみの関係

ss400の降伏点を、応力ひずみ線図の関係から理解しましょう。下図にss400の応力ひずみ線図を示します。

応力ひずみ線図

上図は、鋼材の応力ひずみ関係を、大まかにモデル化したものです。降伏点を超えると、応力とひずみの関係は比例で無くなります。同じ荷重で引っ張っても、変形がとても大きいですね。応力ひずみ線図は、下記が参考になります。

応力ひずみ線図とは?1分でわかる意味、ヤング率と傾き、考察、書き方

まとめ

今回はss400の降伏点について説明しました。意味が理解頂けたと思います。ss400の降伏点は245N/m㎡、235N/m㎡などがあります。構造計算の実務では、235の値を使うと覚えてください。下記の記事や、建築構造技術基準解説書を参考にしてくださいね。

ss400とは?1分でわかる意味、規格、密度、成分、板厚、フラットバー

降伏点とは?1分でわかる意味、求め方、SS400の値、単位、引張強さ

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!大好評の用語集と図解集のセット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット(※既に26人にお申込みいただきました!)


▼スポンサーリンク▼

▼【好評!】管理人おすすめ▼

▼用語の意味知らなくて大丈夫?▼

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集

▼同じカテゴリの記事一覧▼

▼カテゴリ一覧▼

▼他の勉強がしたい方はこちら▼

ss7_ユニオンシステム
建築構造がわかる基礎図解集

noteで学ぶ建築士試験の構造

ゼロから建築士試験の構造を勉強しよう~!

ゼロから学ぶ建築士試験の構造

【好評】LINEで質問!

管理人に質問してみる?

友だち追加

わかる1級建築士の計算問題解説書

計算の流れ、解き方がわかる!1級建築士【構造】計算問題解説集

【初回資料が今だけ無料!】1日約13円で情報をアップデート!

有料メルマガを無料で見てみませんか?⇒ 忙しい社会人、学生のためのビルディング・アップデート

わかる2級建築士の計算問題解説書!

【30%OFF】一級建築士対策も◎!構造がわかるお得な用語集

建築学生が学ぶ「構造力学」の用語集
pdf版の学習記事

更新情報

プロフィール

建築の本、紹介します。▼

すぐにわかる構造力学の本

▼【好評!】管理人おすすめ▼

同じカテゴリの記事一覧

Topへ >>

  1. HOME > 鋼構造の基礎 > ss400の降伏点は?1分でわかる意味、jisと実務で使う値の違い、応力、ひずみとの関係
  2. 1級の過去問(計算)解説
  3. 限定メルマガ
  4. わかる建築構造の用語集・図解集
  5. 1頁10円!PDF版の学習記事