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ターンバックルとは?丸鋼ブレースのたるみ防止・JISA5540規定と耐力

この記事の要点

ターンバックルとは、丸鋼ブレースのたるみを調整するための金物です。

丸鋼ブレースに用いる場合はJIS A5540に規定される建築用ターンバックル付きブレースとする必要があり、建築士試験で頻出の知識です。

この記事では、ターンバックルとは何か、ブレースとどう違うのかを整理します。

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ターンバックルとは、丸鋼のブレースのたわみ(たるみ)防止に用いる金物です。

丸鋼のブレースが長くなるとき、ターンバックルが必要です。

また、建築用ターンバックルブレースはJISA5540に規定されており、保有耐力接合を満足する仕様です。

今回はターンバックルの意味、目的、ブレースと使い方、JISとの関係について説明します。

ブレース、丸鋼の意味は、下記が参考になります。

ブレース構造とは?ラーメン構造との違い・種類と地震力の負担メカニズム(設計上の特徴)

丸鋼とは?SR235・SR295の規格・サイズ・重量を解説

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ターンバックルとは?

ターンバックルとは、丸鋼ブレースのたわみ防止に用いる金物です。下図をみてください。これがターンバックルです。



ターンバックル付きブレースは、主に


ターンバックル胴

羽子板PL

ターンバックルボルト(丸鋼にねじを切ったもの)


で構成されます。ターンバックル胴は、ターンバックルボルトが挿し込めるようネジが切ってあります。ターンバックルボルトには、逆回転のネジが切っており、締め付けることが可能です。


ターンバックルボルトの先端には羽子板PLが溶接され、柱・梁などからのガセットプレートと取り合います。


ガセットプレートの意味は、下記が参考になります。

ガセットプレートとは?目的・厚みの決め方・スプライスプレートとの違い

ターンバックルの目的

ターンバックルの目的は、丸鋼が長いときに自重で「たわむ」ことを防止することです。


丸鋼ブレースは引張材として用います。そのためφ10~16程度の小径を用います。丸鋼ブレースは曲げ剛性が小さいので、丸鋼の自重でたわむ恐れがあります。ブレースがたわむと、所定の性能が発揮されません。


そこで、1本の丸鋼ブレースを2本に分割します。長さが半分になるので、たわみが小さくなるでしょう。もちろん、2本をバラバラにしても力は伝達できません。そこで2本のブレースが一体化するために必要な金物が、ターンバックルです。


ですから、丸鋼ブレースの全てターンバックルは必要ではないです。たわみの恐れが無い、長さの短いブレースではターンバックルは不要でしょう(※ただし施工性の観点から必要になるケースはあります)。

ターンバックルとJIS

建築物にターンバックルを使う部分は、主にブレースです。


前述したように、ブレースは丸鋼の耐力を発揮する前に、ネジ部や接合部など破断してはいけません。そこで、丸鋼の耐力を十分に発揮することが保証されたターンバックルが、建築用ターンバックルブレースです。


これはJISA5540に規定されます。

混同しやすい用語

ガセットプレート

ガセットプレートとは、ブレースや梁などを柱に接合するための鋼板(接合プレート)です。

ターンバックル付きブレースはガセットプレートを介して柱に取り付けられますが、ターンバックルがたるみ調整金物であるのに対して、ガセットプレートは接合用のプレートを指します。

試験での問われ方|管理人の一言

建築士試験では、ターンバックルの目的(丸鋼ブレースのたるみ防止・調整)とJIS A5540の建築用ターンバックル付きブレースの規定が問われます。

ブレース端部の破断防止のため、丸鋼の耐力を十分発揮できる製品を使うことを覚えましょう。(一級建築士 頻出:ターンバックルの目的(丸鋼ブレースのたるみ防止・調整)とJIS A5540の規定が繰り返し出題)

ターンバックルの特徴を整理した表を示します。

項目内容補足
目的丸鋼ブレースのたわみ防止長尺ブレースを2分割
JIS規格JISA5540建築用ターンバックル付きブレース
ブレース径φ10~16程度引張材として使用

まとめ

今回はターンバックルについて説明しました。

意味が理解頂けたと思います。

ターンバックルは、丸鋼のたわみ(たるみ)防止で用いる金物です。

丸鋼のブレースを採用するとき、JIS規格の建築用ターンバックル付きブレースとするのが普通です。

是非覚ええてくださいね。

下記も参考になります。

ブレース構造とは?ラーメン構造との違い・種類と地震力の負担メカニズム(設計上の特徴)

引張材の断面算定方法|許容引張応力度と有効断面積を使った計算を解説

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理解度チェック

Q.

ターンバックルとは何で、どんな目的で使いますか?

答えを見る

丸鋼ブレースのたわみ(たるみ)防止に用いる金物です。丸鋼ブレースは引張材としてφ10〜16程度の小径を用い、曲げ剛性が小さく自重でたわむ恐れがあります。そこで1本の丸鋼ブレースを2本に分割し、これを一体化するために使う金物がターンバックルです。

Q.

建築用ターンバックルブレースとJISの関係は?

答えを見る

ブレースは丸鋼の耐力を発揮する前にネジ部や接合部が破断してはいけません。そこで丸鋼の耐力を十分に発揮することが保証された(保有耐力接合を満足する)製品が建築用ターンバックルブレースで、JIS A5540に規定されています。

ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

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