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ターンバックルとは、丸鋼のブレースのたわみ(たるみ)防止に用いる金物です。丸鋼のブレースが長くなるとき、ターンバックルが必要です。また、建築用ターンバックルブレースはJISA5540に規定されており、保有耐力接合を満足する仕様です。今回はターンバックルの意味、目的、ブレースと使い方、JISとの関係について説明します。ブレース、丸鋼の意味は、下記が参考になります。
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ターンバックルとは、丸鋼ブレースのたわみ防止に用いる金物です。下図をみてください。これがターンバックルです。
ターンバックル付きブレースは、主に
ターンバックル胴
羽子板PL
ターンバックルボルト(丸鋼にねじを切ったもの)
で構成されます。ターンバックル胴は、ターンバックルボルトが挿し込めるようネジが切ってあります。ターンバックルボルトには、逆回転のネジが切っており、締め付けることが可能です。
ターンバックルボルトの先端には羽子板PLが溶接され、柱・梁などからのガセットプレートと取り合います。
ガセットプレートの意味は、下記が参考になります。
ターンバックルの目的は、丸鋼が長いときに自重で「たわむ」ことを防止することです。
丸鋼ブレースは引張材として用います。そのためφ10~16程度の小径を用います。丸鋼ブレースは曲げ剛性が小さいので、丸鋼の自重でたわむ恐れがあります。ブレースがたわむと、所定の性能が発揮されません。
そこで、1本の丸鋼ブレースを2本に分割します。長さが半分になるので、たわみが小さくなるでしょう。もちろん、2本をバラバラにしても力は伝達できません。そこで2本のブレースが一体化するために必要な金物が、ターンバックルです。
ですから、丸鋼ブレースの全てターンバックルは必要ではないです。たわみの恐れが無い、長さの短いブレースではターンバックルは不要でしょう(※ただし施工性の観点から必要になるケースはあります)。
建築物にターンバックルを使う部分は、主にブレースです。
前述したように、ブレースは丸鋼の耐力を発揮する前に、ネジ部や接合部など破断してはいけません。そこで、丸鋼の耐力を十分に発揮することが保証されたターンバックルが、建築用ターンバックルブレースです。
これはJISA5540に規定されます。
今回はターンバックルについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。ターンバックルは、丸鋼のたわみ(たるみ)防止で用いる金物です。丸鋼のブレースを採用するとき、JIS規格の建築用ターンバックル付きブレースとするのが普通です。是非覚ええてくださいね。下記も参考になります。
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