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有効幅とは?1分でわかる意味、材料力学との関係、計算

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有効幅とは、例えば、廊下を通るときに通過可能な寸法のことです。材料力学では、応力に抵抗する部材の幅を意味します。建築基準法などで、所定の幅を確保したいとき、「有効幅」を図面に明記します。今回は、有効幅の意味、材料力学との関係、有効幅の計算について説明します。有効幅と似た用語に、有効長さがあります。有効長さの意味は下記が参考になります。

有効長さとは?1分でわかる意味、建築、溶接、梁のたわみと構造

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有効幅とは?

有効幅とは、廊下の場合、通過可能な幅です。材料力学や構造力学では、応力や外力に抵抗する部材幅のことです。下図をみてください。廊下に手すりがついています。手すり間の寸法は1000mmなので、有効幅は「1000mm」が正解です。

有効幅

窓は、開口回りに窓枠が付いています。当然、窓枠分、空気を取り入れる幅や長さが減ります。窓枠を引いた、正味の開口幅が有効幅です。


実際に人が通る、利用できる幅と考えてください。障害物があると、その幅は有効幅から引く必要があります。例えば廊下の幅を910mm確保したいとき、図面に「有効幅910」と書きます。

有効幅と材料力学の関係、計算

有効幅は、材料力学や構造力学でも使う用語です。例えば、


柱脚のベースプレート

RCスラブ


で使います。詳細は、下記の記事が参考になります。

ベースプレートとは?1分でわかる意味、鉄骨柱、基礎との関係、設計法


RCスラブの配筋、たわみの検討で有効幅を考慮します。有効幅に必要な鉄筋量を入れます。スラブの検討は、下記の記事が参考になります。

スラブとは?現役設計者が教える意味、特徴、役割、屋根スラブ、土間


また、鉄筋コンクリートの梁はスラブと一体化されています。スラブの剛性を考慮しますが、考慮する幅を「協力幅」といいます。「スラブが有効となる幅」と考えてもよいでしょう。

まとめ

今回は有効幅について説明しました。意味が理解頂けたと思います。有効幅は、廊下など実際に通過可能な幅のことです。手すりがあると、手すり部分は通れないので有効幅に含めません。また、材料力学や構造力学では、応力や外力に抵抗する部分の幅を意味します。有効幅と材料力学の関係、計算については下記の記事が参考になります。

ベースプレートとは?1分でわかる意味、鉄骨柱、基礎との関係、設計法


有効長さは、下記が参考になります。

有効長さとは?1分でわかる意味、建築、溶接、梁のたわみと構造

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